差し・追い込み有利の馬場と展開に逆らわずシンプルに予想します。(今週の予想:根岸ステークス)

日本中の注目を集めている話題で今更感はありますが、マー君の日本球界復帰は野球ファンとして触れざるを得ないニュースですね。



今日復帰についての会見が行われました。いくらメジャーで活躍しているといっても日本での報道はNPBがメインで、メジャーを特別に追いかけている人を除けば久々に彼の顔を見たという人も多いのではないでしょうか。

2013年に年間無敗という考えられない実績とともに日本を発った時、彼はすでに人間として完成しているように見えました。しかし、今回の会見に臨んだ彼からはもう一段階成長したような雰囲気を感じました。年を重ねることでしか醸し出せない雰囲気というのはやっぱり存在していますし、そこが人間の面白いところですね。

燕党の私としてはまたパリーグが強くなるという不安はあるものの、正直今回に関してはワクワクの方が圧倒的に大きいです。現役バリバリのメジャーリーガーが帰ってくるという点では数年前の黒田と共通するところがありますが、残っている選手寿命は圧倒的に今回の方が長いと思います。

「復興五輪」として始まった東京オリンピックが開催できない可能性もある現状、彼の日本球界復帰に対する喜びは単に球界のレベルアップが期待できるだけにはとどまりません。陰鬱な世界の貴重な娯楽としても、10年前の震災から復興した象徴としても、100%の力を出し切って活躍してほしいというのが一野球ファンの切実な願いです。

ところで、マー君といえば競馬好きでも有名ですね。ということで今週の競馬予想に行きましょう(強引)。

今週予想するのは根岸ステークス(GⅢ)です。根岸ステークスといえばやはり伝説のあのレースが思い出されます。



4角最後方にいたブロードアピールが直線だけで全馬を抜き去った2000年の根岸ステークスです。この年まで11月中旬の開催で、2001年からは現在と同時期の開催になりました。

競馬の面白さをどこに見出すかは人それぞれですが、胸のすくような差し切り勝ちはその一つになり得ると思います。ブロードアピールの差し切りはそんな楽しみを教えてくれる教材としてこれ以上ないものですね。

これまで何十万と行われてきた競馬レースの中でも伝説として語り継がれる2000年は例外としても、この根岸ステークスというレースは差し・追い込みが決まりやすいレースです。もともと上級条件になるとスピードの絶対値が高い馬が多いため前半から飛ばすペースになりやすい上に、向こう正面が短く直線が長い東京ダート1400mの特徴が相まっていることを考えれば納得です。

馬場傾向的にも逃げから差しまでバランスよく決まっていますから、ここはシンプルな予想で行こうと思います。

それでは以下印と考察です。

今週の予想:根岸ステークス
◎ステルヴィオ
○デザートストーム
▲ワンダーリーデル
△レッドルゼル
△ヤマニンアンプリメ
△メイショウテンスイ

◎ステルヴィオ

2018年のマイルチャンピオンシップ勝ち馬です。芝マイルGⅠの勝ち馬がダートに転戦してくるのは、去年の優勝馬モズアスコットを彷彿とさせます。ただし、この転戦自体は過去にロゴタイプやケイアイノーテックなどが大敗しており、地力上位は間違いないこの馬でも十分に見極めが必要です。

まずこの馬自身のダート適正については陣営もやって見なければわからないと言っている通り未知数な部分が非常に大きいです。走らせてみるとサッパリという可能性も十分にあります。ただし、490kg台にまで成長した馬体はダート馬の中に入っても見劣りしませんし、何より豊富な前脚の筋肉はダートで活躍するのに十分なパワーを秘めていそうです。

それ以上に今回はダート転戦の馬としてこれ以上ないほど条件面に恵まれていると感じます。まず、差し有利の展開・馬場かつ外枠を引いたことで砂をかぶらず大外を回すことができます。また、一般的に芝とダートを兼用する馬は足抜きの良いダートの方が向くと言われますから、現在重馬場で時計が出やすくなっているのもこの馬にとってはプラスです。

当然不安点も尽きませんが、これでだめなら大人しく芝に戻れ、と言える舞台は整っています。単勝10倍つくのならこの馬から行くのも一つの手でしょう。

○デザートストーム
前走ギャラクシーステークスを勝って挑む馬です。

先行して競馬をしていたころはパッとしない条件馬でしたが、差しに脚質転換して以来は2・3勝クラスを連勝して一気にオープン馬になりました。前走のギャラクシーステークスでも抜け出してからはふわふわするような面があったものの、仕掛けてからの脚は特筆すべきものがありました。

基本的には極端な競馬をする馬ですからごちゃつく内枠よりも捌きやすい外枠を引いたことはそもそもプラス材料です。今回はそこに条件面のプラスも見込めますから高く評価したいところです。

マイナス要素としては馬場が高速気味になっているところでしょうか。ここまで乾いたダートでの実績が多いためそこを乗り越えられるかが一つの鍵になりそうです。

▲ワンダーリーデル一線級の相手に善戦を続けていますから、一枚レベルが落ちるここでは無視できません。ただし、鞍上の大幅弱化明け8歳ということで下がり目であることは間違いないため、来ても離れた3着というところでしょう。

以下崩れないle=”font-size: 125%; color: rgb(255, 0, 0);”>安定感は評価できるものの1400mではスピードが勝って前につけざるを得ない△レッドルゼル、実績上位で相性のいい鞍上に戻って期待したい△ヤマニンアンプリメ、先行馬から1頭持ち時計十分で控えても競馬できる△メイショウテンスイまでが連下です。

比較的シンプルに考えた先週が本命と対抗で決まったので、流れに乗りたいところですね。



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