GⅠ初使用コース、混戦メンバーの時こそ実績馬を信頼します。(今週の予想:天皇賞春)


大変お久しぶりの投稿となってしまいました。イコラブ沼のMVを紹介した回に時間をかけたこと、その後私生活が忙しくなってしまったことで一度休んだところ、なかなかブログを書くという習慣が戻らなくなってしまいました。笑 自分の怠惰さには呆れるばかりです。

現在琴子さんの声優デビューとなった「ドラゴンギアス~再生のための物語~」の感想についてブログをしたためています。今週中には出せると思いますのでもう少々お待ちを。

久々となる今回の話題はこの後すぐ行われる天皇賞春(GⅠ)の予想です。今年はビワハヤヒデが制した1994年のレース以来27年ぶりに阪神競馬場での開催になります。阪神競馬場がある兵庫県には現在緊急事態宣言が出されているため残念ながら無観客競馬での開催となりますが、コロナが再拡大したこの数か月のことを考えれば開催できるだけで御の字ですね。

そんな今年の天皇賞、出走メンバーを見た時「ほんとにGⅠか?」と思ったのが正直なところです。GⅠ馬の参戦はわずかに2頭、下級条件から挑戦してきた馬もいるはっきり言って低レベルメンバーです。長距離戦の質が低下していることは長らく言われ続けていますし、もう少し策を考えなければ格式高いこのレースがなんちゃってGⅠに成り下がる日も近いと思います。

しかし、ことレース予想に関しては非常に予想しがいのある楽しいレースです。本当の意味ですべての馬にチャンスがありますから、各ジョッキー色気を持って乗ってくることでしょう。各馬の力を出し切った激戦を期待したいところです。




Contents

レース傾向




前述の通り今年は阪神競馬場での開催となります。従ってこれまでの京都競馬場で行われたレースの傾向をそのまま引き継ぐことはやめておくべきでしょう。

使用されるのは1週目が外回り、2週目が内回りの特殊なコースです。今年1度だけ同じコースで行われた松籟ステークスではここに出走してきたディアスティマが逃げ切りを決めています。インタビューでは内枠の方が競馬がしやすいと語っており、これは新しいコースでお互いに牽制しあいながらの競馬になること、最後の直線が短く前が有利になることなどが原因ではないかと考えています。

参考.福永騎手による解説




「ポイントは2周目が内回りという事」教えて福永祐一先生!天皇賞(春)の阪神3200mコースを特別解説




レース条件




馬場




週初めころは不安定な天気予報で、雨がどの程度降るかで大きくレースの様相が変わってきそうでした。結果としては雨はごく少量しか降らず、馬場への影響も最低限に抑えられたと考えます。実際に土曜5Rの1800m戦が1.45.7、土曜10Rのマイル戦が1.33.1、日曜8Rの1800m戦が1.45.5と水準以上の時計が複数レースで記録されています。元々普段より長い開催のために馬場を固めていたのか、今開催は雨の影響が普段より少なかったような気がします。

当然直線に坂がない京都に比べればスタミナが要求されることは間違いありませんが、多くの人が考えるほどは長距離適性は関係ないレースになりそうです。それよりもある程度速い馬場にも対応できる中距離の適性が必要でしょう。




レース展開




前述のディアスティマは松籟ステークスを淀みのないペースで逃げ切っており、今回もスローには落とさないでしょう。北村騎手から若手の坂井騎手に変わったことでこれはさらに確かなものになりそう(調教師から細かく指示が出ていそう)です。

そうなってくると、いかに同じペースを刻み続けられるかという持続力が重要になってきます。速い時計でもある程度の位置につけることができて、かつ止まらないという馬を選んでいくことが必要です。




印と考察




◎ワールドプレミア
○オーソリティ
▲ディープボンド
△ゴースト
△ディアスティマ




◎ワールドプレミア




2019年の菊花賞馬です。ここ最近はローテがぐちゃぐちゃでしたが、久々に前哨戦を叩いてGⅠに参戦してきました。

この馬の振り返るべきレースはやはりその菊花賞でしょう。このレースは直線の瞬発力勝負が多い最近の京都長距離レースにしては珍しく持久戦の様相を呈していました。ワールドプレミアはスタートを決めると内枠を生かし好位のインでじっと脚を溜め、直線に入り抜け出すとそのまま後続を抑えるというお手本のような競馬で勝利を収めたのでした。今回と同じく低レベルの混戦かつ完璧な立ち回りという援護はあったものの、先団馬群は道中ずっと12秒台のラップを刻んでおり、決して楽な競馬ではありませんでした。

今回は比較的これと近い競馬になることが予想されます。いくら低レベルとはいえGⅠ馬の実績はここでは最上位のものがありますし、更に有利とされる内を引いたことで菊花賞の再現が見えてきたような気がします。




○オーソリティ




GⅡ2勝の実績馬です。昨年の有馬記念でも印を回した実力を買っている馬です。

GⅡの2勝はいずれも東京の中距離戦で挙げたもの(青葉賞、アルゼンチン共和国杯)ですが、これらは全く違う性質を持ったレースでした。前者は内枠から直線で外に持ち出しゴール前での差し切り、後者は外枠から自分でレースを作り早め抜け出しからの押し切りという内容です。残り3ハロンずっと同じくらいの脚を使ったレースと先に抜け出す時に脚を使い最後は垂れながらも粘ったレースでどちらも勝ち切ったことはこの馬の地力の高さを証明しています。

前走は1番人気を背負い目標にされた分最後差し切られてしまいましたが、この馬自身は伸び続けていました。競馬の上手さも持っている馬ですから、外枠が嫌われて人気が下がるようなら狙いたい1頭です。




▲ディープボンド、△ゴースト、△ディアスティマ




以下は前走の勝ち方が強く前が極端に飛ばした時に真価を発揮しそうなディープボンドが単穴、どんなレースでも安定して走れて3勝クラスでは強い相手を下しているゴーストと前走と同じように逃げて後続に適性がなかった時穴をあける可能性があるディアスティマが連下です。




アリストテレス、カレンブーケドール、ウインマリリンあたりは過去レースを見るにディアスティマの作る流れは会わないような気がします。中距離では見られない逆転が起こるのが長距離の面白さでもありますから、ここは全切りしたいところです。

また、マカヒキやシロニイは適性という面では非常に面白いですが、さすがに地力の低下には勝てないと思い消しました。もしここで2016年のダービー馬の復活があれば1本映画が作れそうですね。笑

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