12人体制最後のMV「ようこそ!イコラブ沼」から=LOVEの歴代衣装を振り返ります。


今年1月17日と18日に行われたイコラブの武道館ライブでは大きく二つの重大発表がありました。一つはイコラブのメンバーとして初となるみりにゃの写真集が発売されること、もう一つはこちらもグループ初となるアルバムが発売されることです。

発表当初はまだまだ先だと思っていたこれらももう目前にまで迫ってきました。特に写真集の方は発売まであと十日ほどで、写真集のTwitter公式アカウントも活動が活発になっていますね。

これは余談ですが、乃木坂を応援していた時もメンバー写真集の売れ行きに比例してグループに勢いが生まれていた記憶があります。同じく写真集をきっかけに勢い付いたイコラブがアイドル界の頂点に立つ日を期待せずにはいられません。

そしてもう一つの目玉である1stアルバムについても、先日発売日とタイトルが発表されました。






タイトルは「全部、内緒。」です。これまでに発売された8枚の表題曲に加え、アルバムの新曲が合計8曲も制作されるようです。

以前にも書きましたが、イコラブのシングル発売ペースは年2枚と特別多いわけではありません。また、AKBグループやライブアイドルのようにCDに収録されない曲を作ることも少ないのです(「866」のような例外はありますが)。

それだけに8曲も一気に楽曲が増えるのは楽しみで仕方がありません。これだけ曲数があれば「青春サブリミナル」のような王道のアイドルソングから、「ズルいよ ズルいね」のような切ない曲、さらには「CAMEO」のような変化球までさまざまな楽曲が聴けることでしょう。

また、普段は1シングル1曲が限界となるユニット曲にも期待が膨らみます。もちろん人気ユニットの2曲目も良いですが、既存の曲にはない意外な組み合わせが見られることを望んでいます。

先ほども書きましたが、私は「=LOVE」というグループにはトップアイドルになれるポテンシャルがあると思っています。メンバー個人のポテンシャルを引き出すことと、グループとしてのまとまりを作ることをこれだけ高いレベルで両立させているアイドルは他に見たことがないからです。これはイコラブのファンなら誰もが納得するところでしょう。

前時代のアイドル像を壊してきたAKBグループやポストAKBを目指して更に強いコンセプトを設定したアイドルがいる現代において、この正統派っぷりは逆に貴重さを感じます。そして、今回のアルバムで発表されるであろう幅広い楽曲を自分たちのものにして歌いこなすことができれば、彼女たちは正統派アイドルとして更に上のステップに行くことができるでしょう。

現在はアルバム制作期間のようです。完成した作品が今から楽しみでなりません。

ところで、1stアルバムの発売を前にして、グループの黎明期から人気曲としてライブを盛り上げたあの曲のMVが公開されました。




=LOVE(イコールラブ)/ ようこそ!イコラブ沼【MV full】




2ndシングル収録の「ようこそ!イコラブ沼」MVです。卒業を控えたのん乃ちゃんにとっては最後のMVとなります。

これまでイコラブ沼にはイコラブの楽曲で唯一MVが存在していませんでした。というのも、現在ほどMVにかけられる予算が多くなかったことが原因のようです。確かに初期のカップリング曲のMVはリップシーンだけの簡易的なものも多く、これだけのMVを作れるようになったことにグループの成長を感じます。

このMVの注目ポイントは何といってもメンバーが歴代楽曲の衣装を身にまとっていることです。メンバーのツイートによると本人たちが着る衣装を選んでいるようで、自分の推しはどの衣装を着ているのかという楽しみがある映像になっています。

今回のブログでは新規ファンかつ箱推しの私が、自分の勉強も兼ねてメンバーが着ている衣装をまとめてみようと思います。衣装を着ているメンバーとMV内で登場する時間を1stシングルからご紹介していきます。(コンサート等で着用した衣装は省いています)




Contents

1st 「=LOVE」




「=LOVE」→0:08~髙松瞳、0:16~佐々木舞香




=LOVE(イコールラブ)/ =LOVE【MV full】




瞳ちゃんが着ているのはライブ等でも使用する歌唱衣装、舞香ちゃんが着ているのはMV衣装のTシャツです。デビューシングルということで当然初めて着たときから一番時間が経っている衣装で、二人を見比べるとビジュアル面での成長が一目瞭然です。

センターとして活動してきた瞳ちゃんは順当として、舞香ちゃんがこの衣装を選んだのは多くの人が意外に感じたようです。Twitterでは指Pとの微笑ましいやり取りが見られるのでぜひ。笑




2nd 「僕らの制服クリスマス」




「僕らの制服クリスマス」→1:26~瀧脇笙古




=LOVE(イコールラブ)/ 僕らの制服クリスマス【MV full】




歴代の中でも最も正統派の制服衣装です。マフラーを使ったダンスはライブでも定番になっていますが、さすがに今回は雰囲気に合わないと判断されたのかマフラーはお休みでした。笑

個人的には一番好きな衣装です。実際に通っていた高校の制服が喪服のように地味だったので、こういう制服には憧れがあるのです。同い年のしょこちゃんが着てくれたのもポイント高めです。




3rd 「手遅れcaution」




「手遅れcaution」→0:31~野口衣織




=LOVE(イコールラブ)/ 手遅れcaution【MV full】




衣織ちゃんが圧倒的なパフォーマンス力で自分の曲にした3rdシングルです。ここまでセンター以外の印象が強い楽曲も珍しいと思います。当時の動画と見比べると髪がかなり伸びましたね。

衣装の方は曲の雰囲気にマッチした真っ黒のものになっています。イコラブ沼の雰囲気に直接的には合っていない気もしますが、イコラブ史の一つであることは間違いありません。




「樹愛羅、助けに来たぞ」→1:48~齋藤樹愛羅




=LOVE(イコールラブ)/ 樹愛羅、助けに来たぞ【MV full】




齋藤樹愛羅ちゃんが初めてセンターを務めた楽曲で、イコラブ沼でも当然彼女が着用しています。「戦う我らのアイドル」という名前にぴったりの衣装になっています(最初水木一郎に見えたのは内緒)

最近は私服が真っ黒でお馴染みの彼女ですが、やっぱりピンクも可愛いよと声を挙げたくなりますね。




4th 「Want you! Want you!」




「Want you! Want you!」→0:17~大谷映美里




=LOVE(イコールラブ)/ Want you!Want you!【MV full】




可愛いという観点では歴代でも屈指の衣装です。MVの最初には漫画化したメンバーが登場するように、まるでフィクションの世界から飛び出してきたような雰囲気です。

センターを務めたというわけではないのですが、確かにみりにゃの印象が強く残っています。精鋭ぞろいのイコラブの中でも小顔の部類に入るメンバーですから、特にこの衣装が似合っているのかもしれません。




「今、この船に乗れ!」→0:34~山本杏奈




=LOVE(イコールラブ)/ 今、この船に乗れ!【MV full】




曲目から連想される船員の衣装です。前述した低予算MVの時期で、この衣装もかなりコストを抑えて制作されたようです。これを言っては元も子もないですが、衣装は着る人のクオリティも大きく関係していることがよくわかります。笑

ちなみに杏奈ちゃんはこの楽曲のフロントメンバーです。小さい体を目いっぱいに使って飛び跳ねているのが可愛いですね。




5th 「探せ ダイヤモンドリリー」




「探せ ダイヤモンドリリー」→2:08~髙松瞳




=LOVE(イコールラブ)/ 探せ ダイヤモンドリリー【MV ダンス&リップver】




卒業ソングでありながらイコラブの柔らかい雰囲気を上手く表現した楽曲です。瞳ちゃんにとっては休養前最後のセンター楽曲でもあります。

この辺りからビジュアル面で垢ぬけるメンバーも増えてきますね。グループとしても様々な楽曲に挑戦して、もう一度王道に戻ってきたタイミングの衣装をセンターが着ることには大きな意味があると思います。




「いらないツインテール」→2:18~齋藤樹愛羅




=LOVE(イコールラブ)/ いらない ツインテール【MV full】




樹愛羅ちゃんもう一つのセンター楽曲です。先ほどのピンク衣装とは180度雰囲気の違う衣装でも難なく着こなすあたりさすがはイコラブちゃんですね。




6th 「ズルいよ ズルいね」




「ズルいよ ズルいね」→0:42~諸橋沙夏、2:10~齊藤なぎさ




=LOVE(イコールラブ)/ ズルいよ ズルいね【MV full】




なーたんはダンスシーンの衣装を、さなつんはジャケット写真撮影時の衣装を着ています。切ないという言葉がこれ以上ないほど似合う楽曲で、衣装からも「哀」の感情を感じます。

なーたんにとっては初めての表題センター曲でもあります。他にもセンター曲がある中でこの曲を選んだことに重みがありますね。




「Sweetest girl」→2:10~大谷映美里




=LOVE(イコールラブ)/ Sweetest girl【MV full】




このシングルはメンバーを2分割してカップリング曲のユニットにしており、そのうちの一つがこの楽曲です。みりにゃは楽曲のセンターを務めています。

等身大の女の子の気持ちを描くのはイコラブの常套手段ですが、この楽曲は特に直接的な歌詞になっています。周りの目を気にしないフリフリの衣装が印象的です。




「推しのいる世界」→1:26~佐竹のん乃




=LOVE(イコールラブ)/ 推しのいる世界【MV full】




最後のMV撮影となったのん乃ちゃん、センターを務めたこの衣装を選ぶのは予想通りという人が多かったでしょう。

この楽曲については既にブログを書いていますので是非。








7th 「CAMEO」




「CAMEO」→2:36~大場花菜




=LOVE(イコールラブ)/ CAMEO【MV full】




ラーメン店をイメージした水色の衣装が印象的なMVですが、花菜ちゃんが着ているのはサビのダンスシーンで登場する歌唱衣装の方です。

2番のAメロでセンターに出てくるなどポジション以上に彼女のイメージが強い楽曲で、この衣装を着ているのも納得です。こういう各メンバーの細かいところを見て生かすことができるのがこのグループの好きなところです。




「君と私の歌」→2:03~野口衣織




=LOVE(イコールラブ)/「君と私の歌」【MV full】




衣織ちゃん初の単独センター曲です。珍しくドラマシーン(?)で着ている赤い衣装の方を採用しています。

個人的にはイコラブと出会うきっかけになった大好きな曲なので、他のMVでもこの衣装を見ることができてとても嬉しいです。




「My Voice is for you」→2:22~諸橋沙夏




=LOVE 諸橋沙夏 / My Voice Is For You【MV off-shot Edit】(イコールラブ)




コロナの影響でMVを撮影することができず、現在は仮MVという形になっています。そのため歌唱衣装かどうかは定かでありませんが、少なくとも私が見た武道館ではこの衣装を着ていました。

イコラブ沼でもサビ前のソロパートを任されているように、本当に澄み切った綺麗な声をしています。そこにお姫様のような衣装が加わって、これはもう無敵ですね。




8th 「青春”サブリミナル”」




「しゅきぴ」→1:55~佐々木舞香




=LOVE(イコールラブ)/ しゅきぴ【MV full】




舞香ちゃん初のセンター曲です。この衣装を着るに堪えるだけのビジュアルを持っているアイドルはそう多くないでしょうが、舞香ちゃんは完全に自分のものにしている印象です。

ちなみにこのMVは歴代の表題曲を凌駕する勢いで伸びています。イコラブといえばこの衣装と言われる日も来るのかもしれません。




ここまで、「ようこそ!イコラブ沼」に登場する衣装をまとめました。莉沙ちゃんはどちらもコンサートで使用した衣装のため紹介しませんでしたが、基本的にはバランスよく衣装が割り振られていた印象です。

他は良いのに衣装が残念というグループも多く知っていますが、イコラブは衣装も非常にかわいいものが多いですね。アルバムの新曲ではどんな衣装が制作されるのか注目です。