お久しぶりの一言では済まされないほどお久しぶりの投稿になってしまいました。
前回のブログを見ると社会人は意外と時間あるかも…!
みたいなことを書いていますが、それはやはり研修中でありまだお客様の立場だったから。
いよいよ会社の一員として扱われるようになり、毎日残業残業の日々を送っています。
平日の睡眠時間は学生の頃と比べて格段に短くなりましたし、体の疲れもないといえば嘘になります。
でも、週末にライブがあるから、好きなグループの新曲が発表されるから、今日の仕事を頑張ろうと思えています。
我ながら趣味を上手くモチベーションにつなげることができていると思います。
そんなアイドルとライブが日常の力になっている私にとって、毎年を振り返る一つの恒例行事が今回の本題「アイドル楽曲大賞2024」です。
この1年間に発表されたアイドル楽曲の中から5曲に投票者がポイントを付け、その合計点で順位を決定するシンプルな企画です。
どうしても贔屓グループへの投票が多くなるため順位自体にはそれほど意味を感じていませんが、自分の中でオタクとしての1年を振り返るという意味でも、聞き逃していた好きな曲に出会うという意味でも毎年楽しみにしています。
アイドル楽曲大賞には
・メジャーアイドル楽曲部門
・インディーズ・地方アイドル楽曲部門
・アルバム部門
・推し箱部門
の4部門がありますが、今回私はメジャーアイドル部門以外の3部門に投票しました。
今年は本格的にライブアイドルのライブばかりに通っていたので、メジャーアイドル部門はなんと5曲選ぶことができませんでした…
投票し始めたころは逆にメジャーアイドル部門しか投票していなかったのに、いつの間にか人は変わってしまうものです。
前置きはここまでにして、ここからは投票した曲をご紹介します。
Contents
インディーズ・地方アイドル楽曲部門
1位 -thymia / Mirror,Mirror
「ピアノコアアイドル」を自称するミラミラのど真ん中を行くような楽曲です。ピアノ優勢の曲が好みの私は初めて聞いた時からガッツリはまってしまい、そのまま今年の1位としました。
また、抽象的かつ美しい和語で終始構成される歌詞もミラミラらしさ満点ですね。
イントロだけでも飯が食えるほど好きなメロディーなのですが、聴き所はやはりなんといってもラスサビ前の転調でしょう。
このうにうにちゃんの声は持って生まれた才能だと思います。
唯一の問題点は対バンライブで全く披露されないことでしょうか。
早くライブで聴けることを期待しています。
2位 夜空のよすが / ドラマチックレコード
対バンで知らないグループの感動系の曲が流れると、分かりやすい曲に比べてどうしても盛り上がりに欠けてしまうというのはあるあるだと思います。
その点、ドマレコは初期の頃からライブでの盛り上がりと気持ちを温かくさせる歌の力を両立させている点で良いグループだなと感じます。
特に今年は「君はソナチネ」や「青春ふらじゃいる」などそういう路線の曲をたくさん作り、グループとして楽曲に厚みが出来た1年になったのではないでしょうか。
その中でも私が推したいのはこの「夜空のよすが」です。
君は一人じゃない、というシンプルかつ心強いメッセージがこんなにも美しくそして嫌味なく伝えられるこの歌詞がとても好きです。
分かりやすく意味もある振付や曲に合った照明の雰囲気も相まって、ライブハウスで1度見てから忘れられない楽曲になりました。
3位 いとしい / feelNEO
feelNEOはどんなタイプの曲も持っているイメージですが、個人的に一番好きなのはこの曲や「book」のような基本ユニゾンがなくメッセージ性が強い歌詞の曲です。
5人という人数のグループで、これだけ全員にクセがなく、かつ聞き分けられる歌声を持っているグループはなかなかいないと思います。
「嘘も過去も今の貴方として 目を背けず受け止めてあげれるように
いつかこの手解く瞬間には どんな答えだとしても
自分たちの手で選んだ場所でさよならをしよう」
この慈悲は神の境地だと思うんですが、20歳のメンバーが作詞したってマジですか?
末恐ろしいですね。
4位 Allegro / SANDAL TELEPHONE
毎年私の琴線に触れる名曲を生み出してくれるダルフォン。
今年選んだ「Allegro」はイタリア語で速くという意味の音楽用語です。
名前負けしないハイテンポな楽曲で、聴いているだけで脈が速くなってきそうな迫力があります。
Cメロ前のクラップは盛り上がりすぎて血管切れそうになるので要注意です()
体を揺らしながら聴くダンサブルな楽曲が多いダルフォンの中ではかなり異質な曲ですが、こういう曲も自分たちらしくできるのか!と感心させられました。
5位 ヤムヤムウォーアイニー / こみっきゅおん!
ライブハウスで初めて見た時、「あ~、よくあるチャイナ系の楽曲ね…」と思いながら聞いたのですが、なーぜか頭から離れなかった1曲です。
自分なりに無理やり理由を説明するとするなら、サビ前半部分のハイテンポさとフレーズが畳みかけてくる感じがチャイナ系の楽曲の中で新しかったのかなと思います。後半はよく聞く凡庸な感じの楽曲だと思うのですが…
とにかく気付いたら口を突いて出てきている、そんな曲でした。
こみっきゅおんは今年色々あって本当に大変だったグループですが、ちょうどその期間主現場と被ることが多くライブでよく見た1年でした。ライブを盛り上げよう、という気概が伝わってくるグループなので来年以降もっと大きいステージでも見られることを期待したいです。
アルバム部門
1位 lighthouse / tipToe.
今年現体制終了を迎えたtipToe.のラストアルバムを今年の1位に選びました。
1曲1曲のクオリティもさることながら、跳ねるような音の楽しさとライブで見た時のパッションがアルバムを通して感じられます。
現在時点では3期の活動予定はないとのことです。
元々活動期限が大きなコンセプトになっているグループではありますが、これまでの素晴らしい曲がもうライブで聴けないと思うと寂しい気持ちで一杯です。
2位 SHUTDOWN→REBOOT / SANDAL TELEPHONE
楽曲部門の4位で選んだ「Allegro」収録のアルバムです。
アルバム全体を通して好きだったtipToe.とは対照的で、昨年1位に選んだ「Sparkle」も収録されているなど個々の曲の強さでリピートした1枚でした。
3位 ヨモスガラ2 / yosugala
TIFでは並みいる歴戦のグループを押しのけてメインステージに立ったyosugalaです。
昨年末から今年にかけての勢いはアイドル界全体に目線を広げても1.2を争うほどだったと感じます。
メンバー全員のパフォーマンス力が向上し、まといちゃん一辺倒の感が無くなったことがかなり大きかったでしょう。
アルバム全体で見ても、「Aspiration」やご紹介している「My dear」のようなシリアスな曲から「ろーるぷれいんぐ」「ムチャクチャ」といったコミカルな曲まで幅広く高クオリティが出せるグループの良さが最大限発揮された1枚になっています。
推し箱部門:Ringwanderung
今年の推し箱部門はRingwanderungにしました。
ライブに通った回数が他グループ全て合わせた回数よりも多かった1年で、順当に選びました。
今年のリンワンは2月のみょんちゃん脱退から始まり、
5人体制→4人体制→5人体制
という2回の体制変更を経験する激動の一年でした。
「最愛」は9月のワンマンライブで4人体制最後の曲として披露された楽曲です。
いつもはワンマンでも他愛ない会話のMCがほとんどですが、この曲の前だけは一転してシリアスな空気に。
突然の4人体制を支えた全ての人に歌ってくれたあの時の最愛は間違いなく今年のライブで聴いた曲で一番感動しました。
4人体制では5曲の新曲が発表され、他の楽曲は既に5人でも披露されていますが、この最愛だけはあの1度しか披露されていません。
その昔私が愛してやまなかったオサカナはたった一度だけ「untie」を披露して雲の中に消えていき、1度しか見ていない記憶は今でも強烈に脳裏に焼き付いています。
この「最愛」が5人体制でも披露されればもちろん嬉しいですが、もし2度と見られなかったとしてもそういう曲として私の思い出に残り続けていくのだと思います。
新メンバーの篠田百音ちゃんは本当にこれ以上ないリンワンにぴったりの人材だと思いました。
改めて加入してくれてありがとうと伝えたいです。
前グループの時と比較すると、すこしみょんちゃんに歌い方を寄せているのかな?と思う時がありますが、これから百音ちゃんにしかできない歌や表現を見せてくれることを期待してやみません。
長々と書きましたが、2025年も5人になったリンワンと辺見花琳さんの活躍を楽しみに待ちたいと思います!
その他楽曲紹介
さて、ここからは5曲には入れられなかったものの今年たくさん聴いたお気に入りの曲を紹介していきます。
書くことが思いついた曲には長々と、特になかった曲には一言くらいを添えています。
群青 / タイトル未定
未定らしい穏やかだけど芯のあるいい曲だと思います。
個人的には4人がグループとしての適性人数な気がしてるので、ぜひもう一人新メンバーに加入してほしいところです。
生活の中心が北海道になるのでなかなか簡単には見つからないのかもしれませんが…
(追記:このブログを書いているうちに2人の新メンバー加入が発表されました。今後の活躍に期待したいです。)
フリッカーズ・ハイ / airattic
2024年転調絶頂ソング第2弾です。
恥ずかしながら一度も生でライブを見たことが無いので早く行きたいです。
ME AGAIN / SITUASION
シチュのライブはどの曲を聴いても音の圧に圧倒されるのですが、今年の楽曲で一番それを感じたのがこの曲でした。
今年はこういったフィーリングで聴くタイプの楽曲が多いような気がするので、そろそろ「I would prefer not to」や「僕らはこれを運命と呼ぶ」みたいなタイプの落ち着いた曲も聴きたいという気持ちもあったりします。
AVENGE / NEO JAPONISM
音源でも十二分にカッコいいのですが、ここに滝沢ひなのさんの煽りが加わると1000倍力になるんですよね。
いいジャンプだった…
ワタシ至上アスピレーション / ラナキュラ
2番終わりのピアノパートから落ちサビへ向かっていく流れがとても好きでたくさん聴いた1曲です。
リンワンにしてもそうですが、なんだかんだ私は鍵盤のオタクみたいなところがあります。
偶然シンフォニー / ≠ME
今年も大活躍だったノイミーちゃん。
今年はなかなか通うことが出来ず、周年ライブとツアー3公演くらいしか参加できませんでしたが、見るたびに最高を更新してくれる本当に大好きなグループです。
個人的にまほろばアスタリスク以降なかなかハマる曲に出会えていなかったのですが、この「偶然シンフォニー」は負けず劣らずのヘビロテっぷりでした。
初めて聴いた時からサビに違和感を感じていたのですが、上記ブログではその違和感の正体がこれでもかと詳しく解説されています。
解説の内容もさることながら、一番共感するのはこれだけの違和感に気付かせないライブでの盛り上がりなんですよね。
オーソドックスな合いの手を入れる盛り上がり方でも、私のような振りコピおじさんの盛り上がり方でも、静かに眺めているだけでも楽しい気持ちになれる曲です。
リル / kolokol
今年聴いた時間が一番長かったアイドルはリンワンでもシチュでもノイミーでもなくコロコルでした。
単調ではないのにわかりやすい、どれだけ聴いても飽きないそんなグループです。
今年リリースのアルバム「Fractal」はこれまでほとんどの楽曲を作曲していたプロデューサー以外からの作品を集めた意欲作です。それでもどの楽曲も自分たちらしくしてしまうメンバーの個性には感服します。
ご紹介しているリルは分かりやすくブチ上げられるコロコルには珍しい楽曲です。
見るたびに汗だくになっています。
searchlight / tohkei
疾走感と少しの悲哀がたまらなく好きな1曲です。
サビの最高音がかなり高いにも関わらずソロパートにしているため、苦しそうに歌うメンバーが多くいつも心配になります。
ただ、その絞り出す感じもこの曲においてはいい味になっています。
真夏の檸檬 / BELLRING少女ハート
昨年新体制で活動を開始したベルハー。
旧体制の頃はまだライブアイドルを何も知らなかった私にとっては歴史上のグループでしたが、良質な昔の楽曲をライブで聴けてとても良い1年でした。
楽曲の系統は少し異なるものの、靄のかかったような景色を若いメンバーが必死に表現するこの感覚、出会った頃のオサカナに近いものを感じます。
サイレント・ナイツ / ルルネージュ
森宮藍ちゃんソロ曲です。
昨年から披露されている楽曲ですが、配信リリースは今年になっています。
細いのにブレない声、とても好きです。
以上、今年の楽曲紹介でした。
ご紹介した以外では、quubi、vividbird、さとりモンスター、Malcolm Mask Mclarenなどをよく聴いた1年でした。
年末に向けて寒い日が続きますが、体調には気を付けながら楽しくオタクに励んでまいりましょう。