アイドル楽曲大賞2022に投票し(そびれ)ました。


久方ぶりのブログ更新となってしまいました。

永田詩央里ちゃんの休養発表以来オタクとしての私は本当にもぬけの殻となってしまったようです。辛うじてノイミー全国ツアーの幕張公演と大阪公演には参加しましたが、やはり心にはぽっかりと穴が開いたようで心から満足はできないようでした。4周年コンサートは3月の末とかなり遅い時期に開催されることになりましたが、そこで詩央里ちゃんの帰りを見られることを心待ちにしています。

ただでさえモチベーションが下がっているところに就活や大学生活が重なることでここ数か月はまるでオタクではないかのように過ごしてしまいました(本来望ましいことなのでしょうが)。そして、気づいたら毎年の恒例であるアイドル楽曲大賞の投票期間が終わっていました。何たる失態でしょうか。

というわけで、今年発売されたアイドルソングの中でよく聞いたものを紹介していこうと思います。もともと順位を付けるということにもあまり意味を感じていないので、順不同で紹介していきます。




Contents

す、好きじゃない!/≠ME








まずは現在のメイン現場であるノイミーから。正直今年のイコノイジョイは去年のまほろばアスタリスクほど刺さる曲が無いというか、内側から見ていても少し停滞した感じが漂っていました。

その中であえて一曲選ぶとすればアニメのタイアップを引っ張ってきた「す、好きじゃない!」でしょうか。これまで少し一本調子の感も否めなかったノイミーのライブに、圧倒的に盛り上がれる曲が加わったことで今年のツアーは非常に楽しめました。

様々なジャンルに挑戦したノイミーの1年でしたが、持ち前の爽やかさはどの曲にも感じられたことがファンとして非常にうれしく思います。




The World Standard Dancing Club/わーすた








個人的な今年のナンバーワンアルバムを選ぶとすれば、間違いなくわーすたの「我々はネコである。」です。一曲一曲に個性があり、かつアルバムとして通して聴いてもわーすたの色々な強みを知ることができる完成度の高い一枚だと思います。4人体制になってもまだまだオタクを楽しませてくれそうでとても嬉しいです。

そんな名盤の中でも一番聞いたのは「The World Standard Dancing Club」です。一回見ただけで忘れないキャッチーなダンス、照明の使い方、そしてが異国を想わせる間奏の遊び心と本当の意味で「ワールドスタンダード」を意識した一曲に心惹かれました。TIFでこの曲が流れた時には思わず変な声が漏れてしまったことを覚えています。笑

アルバムでは「ミライバルダンス」、「マッシュ・ド・アート」なども創意工夫に溢れている是非とも一度聞いてほしい楽曲です。




花は誰のもの?/STU48








紅白の落選から数年、いよいよ今年はレコード大賞からも姿を消したAKBグループですが、昨年の「根も葉もRumor」に続いてちゃんと見ている人からは評価される楽曲を出している印象です。秋元大先生は各グループに向けて日々詩を書き続けていることでしょうが、この曲はSTUに渡したからこそ輝いたのではないでしょうか。

STUとしてもデビュー曲の「暗闇」以来やや低空飛行が続いていましたが、この楽曲が注目を浴びたことで今後進むべき方向性が見えたように思います。願わくばこういう自信作はどんどんテレビでも披露して広まってほしいところですが、一度峠を過ぎたという烙印を押された後はなかなか元の地位に戻ることは難しいのでしょうか。




キケンなサンサンSummer!/JamsCollection








今年のアイドルフェスでは見ないことが無いほど引っ張りだこだったジャムズ。メンバーの約半数が脱退し、中心メンバーが来年卒業、そして2名の新メンバーの加入と現在想定していたよりもかなり早い正念場を迎えています。

今回選んだ「キケンなサンサンSummer!」はただでさえ中毒性の高いサビを何度もこれでもかと繰り返す曲構成です。夏曲でも水着を着ないというグループも多い中で、あえて時代の逆を行くのもオリジナリティを感じてグッドです。盛り上がるという観点においては現在のアイドル業界でもトップレベルのものを持っていますから、ぜひこの危機を乗り越えてほしいものです。




デネブとスピカ/DIALOGUE+








「今年最もハマったグループは?」と聞かれると少し悩みますが、ダイアローグは選択肢の一つに入ると思います。デビュー曲が話題になったときからうっすらと知ってはいたのですが、久しぶりにしっかりと見たところメンバーが最初とは日にならないほどかわいくなっていて驚きました。今一番ライブに行きたいグループで、来年のツアーにはぜひ参戦したいと思っています。

7枚目シングル「デネブとスピカ」はタイトルの通り恋心を夜空に例えた楽曲です。このグループは空や星に関する楽曲が他にも複数あり、ファンからすればそれらと組み合わせたりして考察が捗りそうです。カラオケで歌ってみると分かりますがメロディーの乱高下はさながらジェットコースターのようで、本当に踊りながら披露するのが信じられないほど難しい曲に仕上がっています。ああ、ぜひ生で見てみたい(これしか言わない)。




でんぱっていこーぜ!!/でんぱ組.inc








これだけ様々なアイドルが乱立し飽和しつつある現代でも唯一無二の存在感を放っているでんぱ組ですが、正直私のような一般のオタクには電波ソングはハードルが高いことも否定できません。その中で今作「でんぱっていこーぜ!!」は久々に登場したポップさを残しつつも他のグループでは絶対に真似できないでんぱ組の良さを広く伝えられる楽曲であると思います。

今年も人気メンバーの卒業や産休からの復帰など入れ替わりが激しいでんぱ組ですが、このグループは名前が存在し楽曲が受け継がれていくことだけでも意味があると私は思っています。若いメンバーも大分板についてきましたし、来年は更なる進化を期待したいところです。




スカイラインファンファーレ!/Appare!








個人的にアイドルに興味のない人をライブに連れて行くならAppareをおすすめしたいと思っています。コールも比較的シンプルですし、何よりも楽曲もメンバーも明るくてライブを見ているだけで元気になれるグループです。

改名以降のAppare!はその傾向が特に強まっており、今作スカイラインファンファーレ!はその一つの到達点といえる作品だと思います。ぜひ一度生で見たいのですが、どうも披露の頻度は高くないようなのが残念です…




Stardust story/衛星とカラテア








衛星とカラテアには今年のTIFで一目見てからハマりました。ライブアイドルはどうしても一度見た人に盛り上がってもらう事が重要になるのでしょうが、そのことと詩的な歌詞から広がる世界観を上手に両立している唯一無二のグループだと思います。

特におすすめしたいのは今年発売された「Stardust story」です。生でのパフォーマンスはもちろん、普段から聞きたい楽曲です。




ハレルヤ!/elsy








「emotional × sympathy を結合した儚くエモい感情を多くの人と共感すること」というコンセプトの通りとにかく感動を誘うパフォーマンスに定評のあるelsyのこれまでと少し毛色の違う夏曲です。メンバーのビジュアルもライブアイドルとしてはレベルが高く、このような楽曲に挑戦してくれたことは嬉しく思います。

MVもお金がかかっていそうで更にそれに見合うだけの仕上がりで、きっかけ一つでもっと知られていくグループだと思います。




幸せハッシン!フロムキッチン/クマリデパート








来年武道館ライブを控えているクマリデパート。正直埋まる気はあまりしませんし、武道館という場所の価値に見合っているかと言われれば疑問符が付きますが、少なくとも地下アイドル界においては独自の地位に上り詰めているグループでしょう。

「幸せハッシン!フロムキッチン」は何といっても平野レミとのコラボが話題になりました。ライブでの盛り上がりという点では他の曲に劣るのかもしれませんが、様々な立場の人がアイドルを媒介にして発信できるという意義を見出した楽曲だと思います。また個人的には衣装もかなり好きです。




Lightsurfer/SANDAL TELEPHONE








サンダルテレフォンはもともと「Step by Step」が大好きで特に外に出かけるときなどには必ずといって良いほど聞いていたのですが、今年出た新曲はどれもそれに並ぶ完成度に感じました。

その中でも特に推したいのは2月に配信された「Lightsurfer」です。電子的なサウンドが心地いいのもそうですが、サビ(と呼んでいいのでしょうか)に一言しか発さずダンスに徹するというのが本当にクールです。この曲見たさにフェスの動き方を変えたほど印象に残っている楽曲です。




幸せなんだ/NEO JAPONISM








見るたびにその圧倒的なパッションに魅了されるNEO JAPONIZMです。出演したライブを見た時はオタクとの会話で必ず話題に挙がるほどで、他を寄せ付けないパワーを感じるグループです。

そんな中で異彩を放った今年の新曲がこの「幸せなんだ」です。やさしさ溢れる歌詞とメロディーの中にネオジャポらしい芯を感じるそんな一曲です。歌唱力のないグループではどうしてもユニゾンに頼らざるを得ないような曲ですが、全編ソロで通せることにパフォーマンス力の高さを感じます。




Last Summer Daydream/Ringwanderung








昨年「synchronism」で注目を浴びたRingwanderungですが、今年発売された「synchrotron」も期待を裏切らない正統進化を見せてくれました。特定のプロデューサーを持たない中でグループ全体でこれだけの統一感を出すというのはすごいことだと思います。

個人的な一番のお気に入りはこの「Last Summer Daydream」です。ライブアイドルである以上仕方ないことかもしれませんが、しっかりと作りこまれたMVが見てみたいと思うグループです。




以上長くなりましたが今年のお気に入りアイドルソングの紹介でした。私もいよいよ来年は大学最終年を迎えます。社会人になればオタクとして過ごせる時間は短くなるでしょうから、最後の一年も全力で楽しんでいきたいものです。

それでは皆様よいお年をお迎えください。

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コメント

  1. mplrs.com より:

    Good article.