無理を承知で星の川に願いをかけます。

移住先を考える気力が起きないままにオサカナのラストライブから早くも1か月が経とうとしています。
ライブ前は解散後の自分がどんな気持ちでいるのか想像もできませんでしたが(というか考えたくもありませんでしたが)、楽しみのない世界は本当に無為に過ぎていくものだと実感する毎日です。
そんな私の現在の日課といえばせいぜい3人の雄姿を少しでも想起しようと曲を聴くことと事務所を辞めずに芸能活動を続けているかを確認するためにホームページを覗くことくらいです。同じ事務所に所属している他のタレントはSNSのアカウントが紹介されていたりしますから、無意識にいつか3人のSNSが開設されることを待ち望んでいるようです。

昨日9月28日はふぅちゃん(神崎風花)の誕生日でした、解散後初のメンバーの誕生日ですね。
戸籍上は同い年ということになるらしいですが、今までに踏んできた場数の違いや仕事に対する責任感の違いを見ると同い年を名乗ることが申し訳なくなってきます。笑 ファン思いのふぅちゃんに対して好きという気持ちと同時に憧れのような感情すら覚えているのかもしれません。

アイドルには毎年の誕生日を祝う生誕祭というイベントが付き物で、それを企画する生誕委員と呼ばれるファンの人たちがいます。私は計画力のない人間であることに加え首都圏在住の人間ではないので今までもこれからもできないと思いますが、推しを祝うためにあれこれと思考を巡らせた結晶を見ることはどんなアイドルに対するものでもほほえましい気持ちになります。
今年のふぅちゃんの生誕祭はファンから募った誕生日メッセージをポスターにして贈ったようです。言及はされていませんでしたが、コロナでイベントが開催できないかつアイドルとしての活動が終了してしまったということで苦肉の策だったのではないかと思います。

また、生誕委員の皆さんのインスタグラムのアカウントでは別途お祝い企画が行われています。これが大変すばらしく感動したので紹介させてください。

総枚数198枚で描くふぅちゃんです。この世の主人公とはふぅちゃんのことではないかと錯覚するほどの圧倒的なタレント性、芸能人になる星のもとに生まれてきた子なんでしょうね…
インスタグラムにはめっぽう疎い人間でTwitterとの棲み分けがイマイチ理解できなかったのですが、このような使い方はインスタグラムにしかできないものですね。1枚1枚を描く労力はもちろん、描かれている内容も先日のラストライブから普段の私服まで非常に芸が細かく一連の作品を仕上げるために要した時間を想像すると素直に脱帽です。

また、絵と一緒にオサカナの歌詞も掲載されています。一応紹介しておくと1枚目から「lighthouse」、「アルファルド」、「WALK」、「まぶしい」、「クラウチングスタート」です。
元々等身大のメンバーと壮大な歌詞を重ねて歌を聴くことは好きでしたが、新たなライブ映像を見ることができなくなった今この活動に明け暮れては感傷に浸っています。解散以来情報のインプットが減ったことで歌詞がよりストレートに響くようになっていたところで目に入ったこの作品、思わず感極まりました。

ちなみに3人を思いながら最近一番聴いているのは「ribbon」です。このブログでは実は2回目の登場になります。



この曲はカラオケ(joysound)でも歌うことができる人気曲です。
ただ、そんな人気曲でもとても万人に向けてどうぞ歌ってくださいとは紹介できないのがさすがオサカナといった感じです。笑 5拍子は当たり前で更には6拍子というアイドルソングでまず聞いたことのないようなリズム(踊り子たちとかいうさらにわけのわからん曲もありますが)が刻まれていて、初見ではまずリズムが取れません
オサカナカラオケ部としては何とか制圧したい一曲ですが、リズムに集中すると今度は音程がおざなりになるという始末でいまだにこの曲とは仲良くできていません。練習あるのみですね。

そんな経緯もあり勝手にこの曲に対してイライラを溜めていたのですが、解散後の今改めてこの曲を聴くと響くものがありますね…




それなりに楽しくて悪くない日常、一度乗ればもうその日常に戻ることはできないと分かっていながら忘れかけていた夢を求めて星の川をまたぐ列車に乗る、そのままそっくり今の3人の境遇に思えてくるのです。
この歌詞を解散なんて考える由もなかった時代にすでに書いていた照井さん、今更ですがやはり私たち素人風情とは格が違うようです。笑

乃木坂ヲタク時代は歌詞なんて気にしたこともなかった人間をここまで変えてしまったsora tob sakanaというチーム、どこかで形を変えて再び出会えないものかと無理な願いを星の川にしてみる夜です。



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