「たこ虹クリスマス2020」に初参戦してきました。

今年ももうクリスマスですね。

年中行事は様々ありますが、クリスマスはハロウィンとともにコロナの影響を最も大きく受けるイベントかもしれません。本来ならば家族連れやカップルで人があふれているはずだった今日の街も今年は静まり返っていることでしょう(そんなことに無縁な私としては何の感情もわきません)

アイドルヲタクにとってのクリスマスは、多くのグループが年内最後のライブを行う日でもあります。クリスマスはイベントの性質上装飾などがはっきりわかりやすい上に、時期的にも仕事納めにぴったりということでこの日にライブが集中することは頷けますね。

しかし、今年はやはり例年に比べるとクリスマスライブの開催が少なかったように思います。アイドル業界以外でも予定されていたフェスなどが中止になったというニュースをここ最近で複数聞きましたし、再びコロナウイルスの感染者数が増えてきていることを考えればなかなか開催に踏み切れないのも致し方のないことです。

そんな先の見えない状況ですが、私は先週末たこ虹(たこやきレインボー)のクリスマスライブに参加してきました。10月に友人に誘われてから2回ほどフリーライブを見に行きましたが、ワンマンに参加するのは初めてでした。

たこ虹については過去に記事を書いていますので、興味のある方はぜひ。




コロナウイルスの感染拡大で大きく活動が制限されたのはたこ虹も例外ではありません。公式ホームページで確認したところ、有観客での通常イベントは今年1月のスタプラアイドルフェス以来だったようです。このような背景もあり、久々のワンマンライブにかける気合は随所から伝わってきました。

今回のライブは2部制で行われ、私は夜の部に参加しました。Twitterにセトリが挙がっていましたので貼っておきます。



今回のライブのコンセプトは「たこ虹メンバーとのクリスマスデート」でした。開幕前のムービーでもクリスマスに向けて準備した女の子の可愛い部分を見てほしいという言葉があったように、終始王道のクリスマスライブと言える内容だったと思います。印象に残った曲を順にあげていきます。

1.なにわもジングルベル
前半は赤と白を基調としたいかにもクリスマスらしい衣装でした。たこ虹といえばメンバーカラーの衣装のイメージが強かったので始めは驚きましたが、見ていくうちにクリスマスデートという設定を考えれば洋服に近いタイプの衣装もアリだな…と思いました。

セットリストの話をすると、1曲目に選ばれたのは「なにわもジングルベル」でした。サビの「1,2,サンタクロース」という部分は、踊りやすい曲が多いたこ虹の中でもひときわノリノリで踊れるダンスであると感じました。声が出せない環境の中でも盛り上がりやすい、かつしっかりとクリスマスに絡めた曲を1発目に選んでくるのは良いセットリストですね。

4.卒業ラブテイスティ
初めて生で見て大きく印象が変わったのがこの曲です。

何ともつかみどころのない歌詞とリズムで目立たない曲だと思っていたのですが、今回の甘い衣装とぴったり雰囲気が合致していました。この曲は考える曲ではなく、頭を空っぽにして甘い歌声を感じる曲ですね。このような他でなかなか見ないタイプの曲を持っているのはグループとしての強みと言えるでしょう。

6.なれたらなぁ
今回のライブで一番凝った演出をしていたのがこの曲です。

直前のMCで虹家族さん(ファンの愛称)とのデートの約束をしているという設定を作ってから始まったこの曲、ステージ上にはテーブルが5つ並んでいました。一度舞台袖にはけたメンバーは一人ずつ、待ち合わせにやってくるかのように登場してディナーの席に座ります。そして、食事が始まると満面の笑みでおいしそうな顔をするのです。

「いっぱい食べる君が好き」なんてCMがありましたが、これがその幸せな感情か…と思いました。笑 可愛い女の子が食事をしている姿はどうしてあんなにも魅力的に見えるのでしょうか。私はかなり後方の席に座っていましたが、寄りカメラのおかげでしっかりと眺めることができました。

後述しますが、直前のMCであれだけ面白い話をして盛り上げた子たちとこの曲の可愛い女の子たちが同一人物とはとても信じられません。シンプルながらギャップはツボに刺さりますね。

10.SuperSpark
完全に初見の曲だったのですが、他の曲とは一線を画した雰囲気で非常に印象に残っています。

静かな夜の中で強く光る星を見つけてそこに向かって迷わず歩き出していくという歌詞が、会場の白いサイリウムによって情景が思い浮かぶことでスッと心の中に入ってきました。シンプルながら力強さが伝わってくるいい歌詞で、ライブが終わった後さくちゃん(彩木咲良)が作詞に参加していることを知ってとても驚きました。

公式YouTubeより打ち合わせとレコーディングの様子を貼っておきます。



たこ虹を知って3か月ほどですが、知ってすぐのさくちゃんは新規の私が見ても分かるくらい心身が疲労しているようでした。家にいるTVで調子が悪そうにしている彼女を見るのは辛いものがありましたが、たこ虹が自分にとってのすべてだから活動休止できないと言い切る様子は長年応援しているファンにとってどれだけ嬉しいだろうと思います。

10月のフリーライブより11月のフリーライブ、更に11月のフリーライブより今回のクリスマスライブと少しずつ笑顔も増えているような気がするのが本当に良かったです。そこにはこの曲の歌詞にあるような強靭な意思があったのでしょう。私と同い年とは思えないその精神力は本当に尊敬します。

13.めっちゃDISCO
後半はメンバーカラーの衣装にサンタ帽をかぶった衣装でした。事前にこれが見たい!と考えていた衣装とぴったりで、さすがヲタクの気持ちを分かってるな…という印象です。

この曲は10月のフリーライブで一度聞いて以来、本当に頭から離れない曲でした。というのも、この曲は特に歌唱力の高さとそこから生まれる余裕が光っているからです。サビではかなり声を張る曲なのですが、伸びのある歌声を一切キツイ感じを見せずに出しています。この辺りはさすがスタダというところですかね。

また、たこ虹ちゃんは歌いながらでも本当に楽しそうにこの曲を踊るのです。歌に集中しすぎず、表情の管理も忘れないのはやはり歌唱力から生まれる余裕のたまものだと思います。「めっちゃDISCO」という曲名の通りディスコ調のこの曲はいかに盛り上がる雰囲気を演出できるかというところが重要ですから、最高のパフォーマンスと言えるでしょう。

16.たこ虹物語~オーバー・ザ・関ヶ原~
アンコール2曲目に披露された曲です。

コロナ禍で満足に活動ができないことを理由に解散の道を選ぶアイドルが多い中、これからも5人の物語を応援してほしいというメッセージは非常に強い意味があると思いました。この曲にも可愛らしい振り付けが多くありもちろん見ているだけで楽しいのですが、その裏にあるメッセージを考えると少し変わった見方になる曲でした。

以上今回のライブで印象に残った曲を並べてみました。

前述の通り3か月前に初めて友人の紹介でメンバーや曲を知った新規で、今回のライブでもわからない曲が数曲あったにもかかわらず十分に楽しむことができました。それどころか、今回誘ったたこ虹のことを全く知らない友人すらもノリノリで楽しんでいて、やはりstyle=”font-size: 125%; color: rgb(255, 0, 0);”>アイドルの生ライブは他の何にも代えがたい楽しさがあるなと感じた1日でした。

楽曲や演出以外の部分で言うと、やはりMCの圧倒的なトーク力はこのグループにとって強い武器ですね。古くからのファンを「古参」と呼んでみたり、お家クリスマスに大丈夫かと茶々を入れてみたり、いい意味でアイドルらしくない部分が垣間見えるのが非常に面白かったです。こんな普通の会話をしている女の子が、パフォーマンスが始まるとその世界観に没入するのはやはりプロの技ですね。

コロナウイルスの展望は先が見えませんが、そんな中でも少しずつライブが許される雰囲気になっていることはうれしい限りです。個人的にも、9月にオサカナが解散して以来喪失感に襲われていたタイミングで出会い、楽しい思い出を作ってくれたたこ虹には感謝しています。

今回のライブでは、3月に大阪でワンマンライブを行う事も発表されました。席数が多いわけではないので抽選に当たるかはわかりませんが、当選して再びお目にかかれることを期待しています。




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