夏休みも終わり最近は大学から課された課題をひたすらこなすだけの毎日で曜日感覚がなくなっていました。今日が祝日だということに気づいたのも朝起きてTwitterを見てからのことでした。笑
元々今日はアイドルカテゴリのブログを投稿する予定だったのですが、祝日に合わせて地方競馬の祭典JBCデーが行われるということでこちらの中からJBCクラシックの予想に切り替えたいと思います。今日投稿予定だった下書きはまた次回ということでご勘弁ください。
その前に先日予想した天皇賞秋の振り返りから行きましょう。
ダイワキャグニーはじめ逃げる可能性のある馬が内に入ったのでダノンプレミアムは控えるかと思っていましたが、実際のレースではこの馬が先手を取る展開になりました。1000m通過60.5秒で、馬場を考えればややスロー~ミドルといえるペースにうまく落とし込み瞬発力のあるダノンプレミアムの強みを引き出した川田騎手の好騎乗でした。
ただ、東京競馬場の瞬発力勝負ではアーモンドアイはやはり強かったですね。直線に入ると他馬の騎手はすぐに追い出しにかかる中、アーモンドアイは残り300mまで手綱を持ったままでした。最後は2分の1馬身差まで後ろに詰められましたが、抜かれるような気配はなく危なげのない完勝といった印象でした。
驚いたのは2着に入ってきたフィエールマンです。前回も書きましたが、天皇賞秋は近年スタミナというよりは直線の瞬発力が求められ2000mよりも短いレースで実績を残してきた馬が優勢でした。その中でスローペースからの瞬発力勝負でGⅠを勝ってきたとはいえ、3000m超えの長距離戦で実績を残してきたこの馬が2着に来れるとは思いませんでした。今回はさらに熱発での回避明けという最悪のコンディションだったこと、この馬とクロノジェネシス以外はほとんど道中の隊列のままゴールになだれ込んでいることを考えても価値のある差し脚だったと思います。体質の弱さから最強馬と呼ぶのには違和感がありますが、次走以降どこに出てきても軽視できない馬になりました。
本命を打ったダノンキングリーはまさかのシンガリということで指名した自分のセンスのなさに頭を抱えています。レース後のコメントとしても「力んでしまい、リラックスできなかった」という一言だけで見た目以上に道中でかかっていたようでした。流石にこれが実力だとは思いませんが、さすがにアーモンドアイを負かすことを期待するのは荷が重かったのかもしれません。
現状4歳牡馬はここ数年で最悪の世代レベルになっています。昨年のダービーに出走した馬たちを見ても優勝したロジャーバローズはその後すぐケガで引退していますし、古馬GⅠで勝負になっているのはサートゥルナーリアの有馬記念のみとその惨状が伺えます。この不名誉な称号を打開することができるか、ダノンキングリーのローテ選択に今後も注目したいと思います。
今開催が始まる前、メディアたちが「3週連続の偉業達成なるか?」などとしきりに放送していて、ひねくれた私は1割に満たない勝率の競馬という競技においてそんなことが達成できるわけがないと思っていました。ただ、ふたを開けてみれば見事に3週連続の偉業達成、JRAはさぞ喜んでいることでしょう(1つくらい負けたほうが公正競馬のアピールにはいいような気もしますが)。
実際競馬に詳しくない友人からコントレイルの名前をテレビのニュースで聞いたという話もされましたし、キタサンブラック以来のスターホース誕生で競馬ファンの間口は広がっているのかもしれません。
あの忌まわしきブランドCM(通称ラッタッター)も今年で早4年目、初めはウザいという気持ちしかありませんでしたが、慣れというのは怖いもので本物の初心者にとってはこのCMもアリなのかもしれないと思い始めてきました。このCMで獲得したファンをあとはどう定着させるのか、これはJRAの腕の見せ所ですね。
さあ、話はそれましたが今回のメインJBCクラシックの予想に行きたいと思います。JBCは年によって開催場が変わりますが、今年は大井競馬場ダート2000m、18:30分発走、15頭立てのレースとなっています。
それでは以下印と考察です。
今週の予想2:JBCクラシック
◎ダノンファラオ
○クリソベリル
▲オメガパフューム
△サクラアリュール
△アングライフェン
◎ダノンファラオ
今回と同じ条件で行われた今年のジャパンダートダービーの勝ち馬です。このレースではカフェファラオ、バーナードループ、ミヤジコクオウといった世代トップの馬たちを負かしています。
やや人気を落としているのは前走4秒差をつけての大敗ということが大きな原因だと思いますが、もともと自分の形が作れないと脆いところのある馬でそれ以前にも何度も大敗しています。前2頭が離して逃げる展開になったことで向こう正面から早めに前を追いかける形になり、最後はガス欠という様子でした。今回は地方競馬の中では広い大井に変わりますし、2番手から行った行ったの形を作り圧勝したJDDの再現なればクリソベリルをも下せると思います。1完歩の大きいストライド走法であることを考えても適性があることに納得がいきます。
○クリソベリル
デビュー6連勝でチャンピオンズカップ制覇、海外遠征帰りの前走帝王賞も完勝と国内負けなしの馬です。前走の勝ち方も前目につけてそれまで大井では圧倒的な実績を誇っていたオメガパフュームの追撃を完封という危なげのない内容で、地力最上位は間違いないでしょう。
大レースで人気を背負った時にもろさが垣間見える鞍上ですが、本命にあげたカフェファラオを楽に逃がさない競馬ができるでしょうか。
▲オメガパフュームは大井での実績はクリソベリルを凌ぐものがありますが、差しが全く届かない馬場状態が気がかりです。
以下前走カフェファラオに僅差まで迫った実力の持ち主で地方勢が早めに脱落したときにまくりが決まりそうな△サクラアリュール、8歳も今年重賞連対と力はあり内枠の先行馬と条件もそろっている△アングライフェンまでが連下です。
クリソベリルは兄弟にマリアライト、リアファル、クリソライトがいる超良血馬です。久々にダートを主戦場にした有力種牡馬が見てみたいという気持ちがあるファンも多いでしょうし、ここでまた一つタイトルを積み上げられるか注目です。