JRAもイメージアップに必死です。(今週の予想:宝塚記念)

今回は宝塚記念(G1)について考察したいと思います。
え?前回、次は乃木坂について書くなんて言ってませんよ?

…嘘です、週末が近づいているのを忘れていた計画性のないアホです。笑
次々回には書きますので今回は競馬についての話題でお楽しみください。

そういえばこの宝塚記念の売り上げの中から50億円がコロナ対策支援のために寄付されます。
今回の件が当てはまるかはわかりませんが、近年では企業もイメージアップのためにフィランソロピーと呼ばれる社会貢献に必死ですね。調べたところフィランソロピー大賞なんてものまであるそうです。
JRAでは今回のコロナに対する支援として、宝塚記念の件以外にも以下のようなことを行っています。以下JRAホームページに掲載されている資料です。

スクリーンショット (237)
これだけ対外的な支援をアピールしていたのは無観客で競馬開催を続けたことへの非難が集まらないようにするためでしょうね。それでもファンとしては少ない娯楽の一つとして楽しませてもらいましたし、真意はどうであれ役立つことは確かですから、何とか観客を入れての競馬が再開するまで上手く開催が続いてくれることを願うばかりです。

さあ、そろそろ本題に行きましょう。
近年の宝塚記念は少頭数のイメージが強いレースですが、今年は18頭の登録がありフルゲートとなりました。調べたところ、これはアドマイヤムーンの勝った2007年のレース以来なんと13年ぶりのことです(2010年はコパノジングーが取り消し)。
データ的には外枠の成績がいいレースですが、今年は別の傾向が出ると考えたほうがいいかもしれません。
今週から仮柵を使ったBコースに変わっていますが、天気がすっきりしないためぎりぎりまで見極めが必要でしょう。
以下印と考察です。

◎ブラストワンピース
○ラッキーライラック
▲グローリーヴェイズ
△サートゥルナーリア
△クロノジェネシス
△トーセンスーリヤ

◎ブラストワンピース



おととしの有馬記念の勝ち馬です。
2016年のダービー1.2着馬は凱旋門賞の大敗の後馬が変わってしまったかのように弱くなってしまいましたが、この馬はこのレースを見る限りには少なくとも勝負根性という面においては問題ないように思います。
この馬の最大の課題は、時計勝負に対応できないことでしょう。前走大阪杯はゲートを出た後気合をつけているところを少しワグネリアンにカットされたように見え、4コーナーでは外々を回らざるを得なくなりました。それでも勝った有馬記念のように条件さえ向けばそれを克服するだけのパワーを持っている馬ですから、やはり1分58秒4の勝ち時計のほうが問題だったと思います。その点雨予報が出ている今回は前走よりは時計がかかりそうですし、距離に関しても200mだけでも伸びたほうがいいです。
先ほど外枠有利の傾向はなしで考えたほうが良いと書きましたが、この馬は決してゲートが早くない先行馬なので包まれない外枠もいいでしょう。7枠の3頭が逃げ候補ですが、3頭とも外枠に入ったうえ絶対的な逃げ馬ではないため、ペースは落ち着きそうで展開の利もありそうです。外々を回ってでも位置は必ず先団にとってほしいと思います。

○ラッキーライラック



前走大阪杯でG13勝目を挙げました。
このレース完全にクロノジェネシスの勝ちパターンなんですよね。相手のレベル差で抜け出すタイミングは異なりますが、秋華賞と同じような形に持ち込んだところを内からラッキーライラックが強襲しました。馬場を考えればスローペースといえる流れで、ジョッキー心理としては早めに動きたいところだと思いますが、ミルコは4コーナーで1段階仕掛けを遅らせているように見えます。おそらくこれは勝てるという自信があったのでしょう。着差はわずかですが、地力は1枚抜けて上だと思います。
馬場適性がはっきりとはしていませんが、母ライラックアンドレースはアメリカのダートG1勝ち馬ですし、何よりラッキーライラック自身の筋骨隆々とした馬体を見ていると道悪でも問題なくこなせるのではないかと思います。
一つだけ嫌なのは中枠に入ってしまったことですね。外に入ったクロノジェネシスにきつくマークされそうな気がしたのでより外を引いたブラストワンピースを上に取りました(机にそこまでの技術があるかはわかりませんが)

あと印をつけた人気三頭はどれも切れませんでした。△クロノジェネシスは大阪杯の内容を見る限り掲示板は間違いなく外さないでしょうし、△サートゥルナーリアは無観客競馬ということで不安点はローテのみ(しかもノーザンにはそんなこと関係なし)▲グローリーヴェイズは道悪適正にやや疑問が残りますが上であれだけ絶賛した馬を前走ぶっちぎってますから地力はあると思います。

穴で面白いのは△トーセンスーリヤでしょう
か。ブラストワンピースと同じく先行馬で展開の助けはありそうです。道悪の成績もいいですし、前走を見る限り追えば追うだけ伸びるタイプに見えます。58kgという斤量面2年ぶりの2200mなど課題も多いですが、前走の競馬を見ると面白そうです。

とはいえこのレースは固いと思います。ここ数年に比べるとレベルの高いメンツがそろいましたし、スタミナ勝負のタフなレースを期待したいです。



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