今週の予想は七夕賞(G3)で行きます。
今週の重賞はもう一つプロキオンステークスがありますが、私はここに出走するある馬のファンです。
だったらプロキオンステークスの予想をすればいいようなものですが、好きな馬がいるレースの予想には変なバイアスがかかってしまうんです。好きな馬をやたらめったら増やさないことですね。笑
今日は予想の前にその好きな馬についての話をします。
その馬の名はエアスピネルといいます。自己紹介で善戦マンが好きだと書きましたが、この馬も例にもれず善戦マンなんですね。以下戦績です。
重賞を3勝もしているれっきとしたオープン馬ですが、G1では少し足りない馬です。
私は馬の走法についてはあまり詳しくないのですが、この馬を新馬戦で見たときには何となく好きな走り方をしているなと思いました。加速するときにグッと沈み込むフォームに惹かれました。3歳時の弥生賞が一番よくわかると思うのでぜひ見てみてください。
善戦マンを応援するメリットは出走するどのレースでもドキドキ感を感じられることです。
1番人気の馬は勝つ可能性が高いですからあまりドキドキしません。かといって全く勝負にならない馬を応援するのも張り合いがありません。
そういう意味では2016年の日本ダービーは最高に面白いレースでした。
5番がエアスピネルです。
7番人気と評判は高くありませんでしたが、残り200mあたりで先頭に立った時は本気で勝ったと思いました。結果として勝つことはできませんでしたが、勝てるんじゃないかというドキドキ感を感じられる楽しさは分かってもらえると思います。
この年のクラシックでは皐月4着、ダービー4着、菊3着と善戦マンっぷりを発揮しましたが、この馬のおかげで心から楽しめたシーズンでした。またこのような馬に出会いたいものです。
タフでレースを多く使えるのがこの馬のいいところだったのですが、一昨年のマイルチャンピオンシップで初めて大きく崩れて以来順調に使えなくなってしまいましたね。
ダートの適性は全く未知数ですが、約一年ぶりのレースですからとにかく無事に回ってきてほしいと思います。
それでは本題の七夕賞に行きましょう。以下印と考察です。
◎ジナンボー
○クレッシェンドラヴ
▲ヒンドゥタイムズ
△ウインイクシード
△ノーブルマーズ
△ブラヴァス
◎ジナンボー
先週のラジオNIKKEI賞は馬場を考えればそこそこのハイペースでしたが、それでも逃げたバビットは圧勝し、本命だった2番手につけたパンサラッサがそのまま2着に残るというかなりの前残り馬場でした。
それでもさすがに勝ち馬があそこまで強いとは思いませんでした… ハイペース逃げに適性があって他は全滅でも逃げた馬だけが頑張るという展開はよくありますね。
そして今週は同じ福島競馬場で距離を200m伸ばしてのサマー2000シリーズ第一戦七夕賞です。
1コーナーに入るまでの距離がそのまま200m伸びますから、一般的には内外の枠の差は小さくなるとされています。
また、先行馬過多だった先週のレースとは異なり今回は逃げ馬不在のメンバー構成で、スローペース必至です。
以上を踏まえて本命はジナンボーです。
重賞未勝利ですが、昨年6月に条件戦を脱出してからは重賞のみを使われており、重賞の流れに対する経験値はメンバーで1番でしょう。
上の新潟記念はメンバーレベルは今回よりも明らかに上でした。さらに1000m通過が58.6秒、直線の長い新潟競馬場という先行馬に厳しい条件がそろったにもかかわらず2着に粘りました。
先週全弟のラインベックが初ダートで完勝しましたが、この血統は実はパワータイプのようですね。土曜日現在やや重という力のいる馬場も良いほうに働くでしょう。
○クレッシェンドラヴ
同じく福島2000mで行われた昨年の福島記念で重賞初制覇を果たした馬です。この時のレースでは3コーナーからまくりを開始し、直線で差し切りました。
戦績を見ればわかりますが、中山や福島などの小回りコースの2000mを狙ってレースに使っています。舞台適正があることの証明でしょう。
地力もあるとは思いますが、騎手が心配です。前走はスタートは悪くないように見えたのですが、なぜか道中最後方に位置し、最後は足を使っていましたが当然前には届かず7着に終わりました。1年以上内田騎手とコンビを組んでいるにも関わらずこのような競馬をするのは不可解です。
▲ヒンディタイムズは前走準オープンを勝ち上がっての久々の重賞です。ブラヴァスと競っていますから地力は足りると思いますが、久々のオープンということで様子見の単穴です。
△ブラヴァス、△ウインイクシード、△ノーブルマーズは単純に力の足りる先行馬です。とにかく前残り傾向が強いレースになりそうです。