皆さまあけましておめでとうございます。今年もブログを通して等身大の大学生の日常を発信していこうと思っています。
今回の駄話は2020年のJRA賞についてです。JRA賞にはその年活躍した馬や人を表彰する様々な部門があるのですが、今年はその中でも年度代表馬と最優秀4歳以上牝馬の二つについて議論が巻き起こりそうです。
まずは年度代表馬についてです。JRA賞は記者投票によって決められるため明確な判断基準はないのですが、基本的にはGⅠの勝利数で決められるのが慣例になっています。しかし、昨年の中央競馬ではGⅠを3勝した馬が4頭もいるのです。
- グランアレグリア(安田記念、スプリンターズステークス、マイルチャンピオンシップ)
- アーモンドアイ(ヴィクトリアマイル、天皇賞秋、ジャパンカップ)
- コントレイル(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)
- デアリングタクト(桜花賞、オークス、秋華賞)
いずれも昨年の中央競馬をけん引した馬たちで全ての馬に年度代表馬の資格はあると思いますが、この中から一頭を選ばなくてはならないのです。
このようにGⅠの勝ち数が並んだ場合、勝利したGⅠの格が重視されることが多いです。もちろんそれはオフィシャルなものではありませんが、同じGⅠの中でもさらに重視される競争が存在しているのは確かです。それはグレード制導入以前に八大競走と呼ばれるレース(桜花賞、オークス、皐月賞、ダービー、菊花賞、天皇賞春・秋、有馬記念)が存在していたことからも分かり、現在でもこの8つの競走はGⅠの中でも格の高いものであるとされています。
このGⅠの格というのは、時にGⅠの勝利数という大前提を崩すほどの力を持つこともあります。2016年の年度代表馬に選出されたキタサンブラックはこの年天皇賞春とジャパンカップのGⅠ2勝を挙げていました。しかし、GⅠの勝利数ではチャンピオンズマイル、天皇賞秋、香港マイルという3つのGⅠを勝ったモーリスの方が上でした。この逆転が起こったのはレースの格以外の何物でもありません。現在八大競争と同等の評価を受けているジャパンカップと天皇賞春を制したために、GⅠの勝利数で勝るモーリスとの逆転が起こったのです。
このことから考えると、同じGⅠ3勝でもその全てが八大競争であるコントレイルが有利であるように思えます。しかし、今回の場合は直接対決で勝敗が決しているということが更に判断を難しくさせます。
「伝説のレース」との呼び声も高い今年のジャパンカップです。2~5着が僅差の決着となった中、1頭だけ完全に抜け出したアーモンドアイの強さは明らかです。
レースの格か、直接対決の結果か、投票権を持つ記者の悩みは尽きないことでしょう。
また、同様に最優秀4歳以上牝馬の部門においても今年は議論になりそうです。短距離GⅠを3勝したグランアレグリアは最優秀短距離馬になるとしても、普通の年ならばこの部門に選出される馬が他に2頭もいるのです。
このようにGⅠの勝ち数が並んだ場合、勝利したGⅠの格が重視されることが多いです。もちろんそれはオフィシャルなものではありませんが、同じGⅠの中でもさらに重視される競争が存在しているのは確かです。それはグレード制導入以前に八大競走と呼ばれるレース(桜花賞、オークス、皐月賞、ダービー、菊花賞、天皇賞春・秋、有馬記念)が存在していたことからも分かり、現在でもこの8つの競走はGⅠの中でも格の高いものであるとされています。
このGⅠの格というのは、時にGⅠの勝利数という大前提を崩すほどの力を持つこともあります。2016年の年度代表馬に選出されたキタサンブラックはこの年天皇賞春とジャパンカップのGⅠ2勝を挙げていました。しかし、GⅠの勝利数ではチャンピオンズマイル、天皇賞秋、香港マイルという3つのGⅠを勝ったモーリスの方が上でした。この逆転が起こったのはレースの格以外の何物でもありません。現在八大競争と同等の評価を受けているジャパンカップと天皇賞春を制したために、GⅠの勝利数で勝るモーリスとの逆転が起こったのです。
このことから考えると、同じGⅠ3勝でもその全てが八大競争であるコントレイルが有利であるように思えます。しかし、今回の場合は直接対決で勝敗が決しているということが更に判断を難しくさせます。
「伝説のレース」との呼び声も高い今年のジャパンカップです。2~5着が僅差の決着となった中、1頭だけ完全に抜け出したアーモンドアイの強さは明らかです。
レースの格か、直接対決の結果か、投票権を持つ記者の悩みは尽きないことでしょう。
また、同様に最優秀4歳以上牝馬の部門においても今年は議論になりそうです。短距離GⅠを3勝したグランアレグリアは最優秀短距離馬になるとしても、普通の年ならばこの部門に選出される馬が他に2頭もいるのです。
- クロノジェネシス(宝塚記念、有馬記念)
- ラッキーライラック(大阪杯、エリザベス女王杯)
特にグランプリ連覇を達成したクロノジェネシスは年度代表馬の候補に挙がっても全くおかしくない馬です。しかし、アーモンドアイという最強馬のためにこの2頭は無冠に終わる可能性が高いのが現状です。
一応特別賞という制度のあやで活躍したにも関わらず、どの賞にも選出されなかった馬を救済する措置はあります。先ほど例に挙げたモーリスも2016年にこの賞を受賞していますし、今年同様大議論を巻き起こした1999年にも結果年度代表馬に選ばれなかったグラスワンダーとスペシャルウィークの2頭がこの賞を受賞しています。しかし、これらは全て年度代表馬の候補に挙がった馬たちです。今回の2頭は年度代表馬の候補ではないため、これらと同様の賞を与えても良いかという点にも議論がありそうです。
多くの種付頭数を集めなければならない牡馬ほどではありませんが、牝馬にもJRA賞を獲得したというブランドが欲しいのは当たり前です。GⅠを2勝しながらその候補にも挙がらないというのは前代未聞で、これを放置するのかはJRAにしかわかりません。
このような問題が発生したのは、昨年は強い馬が強い競馬を見せた年だったからでしょう。今回の議論ができることも未曽有の危機を成長のチャンスに変える数々の素晴らしいレースがあったからだということを忘れてはいけませんね。
以上2020年JRA賞についての話題でした。
それでは今日の本題である京都金杯(GⅢ)の話題に行きます。
京都競馬場は今年から長い長い改修工事に入るため、今年は中京競馬場での開催となります。一応今週が開幕週ですが、先々週まで開催が行われていたため馬場は完全には回復しておらず3~4コーナーには少し痛みがあるように見えました。この点を考慮に入れて予想を組み立てていきます。
それでは以下印と考察です。
今週の予想:京都金杯
◎ピースワンパラディ
○ボンセルヴィーソ
▲トリプルエース
△ケイアイノーテック
△シュリ
◎ピースワンパラディ
前走キャピタルステークス勝ちの実績を持つ馬です。
5歳馬ながら12戦目と大事に使われてきた馬で、ようやく本格化の兆しが見えたのが前走でした。マイル戦にしては前半が流れたことで、比較的フラットな上りを求められるレースになりましたが残り100mほどで余裕をもって前を捉えていました。ここ数戦は比較的後方からのレースがつづいていましたが、先行して好位から競馬を進める形がこの馬に合っていることが再確認されました。
中京1600mは東京以上に体力が求められるコースですが、マイル以上の距離にも実績があるこの馬にとってはむしろ歓迎でしょう。先行馬少なめのメンバー構成ですっと先行できれば後ろが届かない可能性は高いと思います。
この馬にとってもってこいの条件です。
近走左回りでの好走歴がないことが気がかりですが、NHKマイルカップでも3着に入ったくらいの馬ですからここで激走しても不思議はありません。
前走好メンバー相手に完勝で地力を見せるも枠と鞍上が心配な▲トリプルエースが単穴、着拾いの競馬なら掲示板は堅い△ケイアイノーテック、連勝中もメンバーレベルと着差に疑問符の△シュリまでが連下です。
今年初レース、バッチリ決めて今年を良い年にしたいものです。それでは今年もよろしくお願いいたします。
一応特別賞という制度のあやで活躍したにも関わらず、どの賞にも選出されなかった馬を救済する措置はあります。先ほど例に挙げたモーリスも2016年にこの賞を受賞していますし、今年同様大議論を巻き起こした1999年にも結果年度代表馬に選ばれなかったグラスワンダーとスペシャルウィークの2頭がこの賞を受賞しています。しかし、これらは全て年度代表馬の候補に挙がった馬たちです。今回の2頭は年度代表馬の候補ではないため、これらと同様の賞を与えても良いかという点にも議論がありそうです。
多くの種付頭数を集めなければならない牡馬ほどではありませんが、牝馬にもJRA賞を獲得したというブランドが欲しいのは当たり前です。GⅠを2勝しながらその候補にも挙がらないというのは前代未聞で、これを放置するのかはJRAにしかわかりません。
このような問題が発生したのは、昨年は強い馬が強い競馬を見せた年だったからでしょう。今回の議論ができることも未曽有の危機を成長のチャンスに変える数々の素晴らしいレースがあったからだということを忘れてはいけませんね。
以上2020年JRA賞についての話題でした。
それでは今日の本題である京都金杯(GⅢ)の話題に行きます。
京都競馬場は今年から長い長い改修工事に入るため、今年は中京競馬場での開催となります。一応今週が開幕週ですが、先々週まで開催が行われていたため馬場は完全には回復しておらず3~4コーナーには少し痛みがあるように見えました。この点を考慮に入れて予想を組み立てていきます。
それでは以下印と考察です。
今週の予想:京都金杯
◎ピースワンパラディ
○ボンセルヴィーソ
▲トリプルエース
△ケイアイノーテック
△シュリ
◎ピースワンパラディ
前走キャピタルステークス勝ちの実績を持つ馬です。
5歳馬ながら12戦目と大事に使われてきた馬で、ようやく本格化の兆しが見えたのが前走でした。マイル戦にしては前半が流れたことで、比較的フラットな上りを求められるレースになりましたが残り100mほどで余裕をもって前を捉えていました。ここ数戦は比較的後方からのレースがつづいていましたが、先行して好位から競馬を進める形がこの馬に合っていることが再確認されました。
中京1600mは東京以上に体力が求められるコースですが、マイル以上の距離にも実績があるこの馬にとってはむしろ歓迎でしょう。先行馬少なめのメンバー構成ですっと先行できれば後ろが届かない可能性は高いと思います。
この馬にとってもってこいの条件です。
近走左回りでの好走歴がないことが気がかりですが、NHKマイルカップでも3着に入ったくらいの馬ですからここで激走しても不思議はありません。
前走好メンバー相手に完勝で地力を見せるも枠と鞍上が心配な▲トリプルエースが単穴、着拾いの競馬なら掲示板は堅い△ケイアイノーテック、連勝中もメンバーレベルと着差に疑問符の△シュリまでが連下です。
今年初レース、バッチリ決めて今年を良い年にしたいものです。それでは今年もよろしくお願いいたします。