「信号」の意味を深読みしてしまいます。

最近オサカナちゃんについての話題が多い気がしますが、今回もオサカナちゃんのラストアルバムについての話題です。
どんどん新しいイベントや作品についての情報が公開されているので仕方がないですね。
新たな曲を聴けることやライブが見られることは楽しみですが、その一つ一つが終わるたびにsora tob sakanaというアイドルの終わりも近づいていると考えると寂しさがこみ上げてきます。

ラストアルバムの題名は「deep blue」です。
メジャー1stフルアルバムの「world fragment tour」は新曲だけで構成されていましたが、今回のラストアルバムは11曲中9曲が過去曲の収録です。ただし、ただの焼き直しではなく三人バージョンで新たに収録されたため、今までのアルバムを買った人でも買う価値があると思います。
以下収録曲をsora tob sakana 公式サイトから引用です。

1.信号(新曲)
2.クラウチングスタート
3.夜空を全部
4.魔法の言葉
5.広告の街
6.まぶしい
7.Brand New Blue
8.New Stranger
9.夜間飛行
10.ribbon
11.untie(新曲)

人気曲が順当に選ばれたという印象で、事実上のベストアルバムと言えそうです。
すでにこのブログでも紹介しましたが、個人的にはオサカナで一番好きな曲である「Brand New Blue」が入ったことが非常にうれしいです。
もちろん人気は高い曲ではありますが、楽曲派といわれているオサカナの楽曲の中では珍しく普通のアイドルソングなので驚いています。



前回とは別の時の映像を貼っておきます。3分48秒頃からが「Brand New Blue」です。
疾走感があふれる曲で、聞いているだけでさわやかな気分になります

また、後ろの映像とマッチしているのもいいですね。
私はオサカナのファンになるまで知らなかったのですが、映像を専門に演出を行う「VJ(ビデオ・ジョッキー)」という仕事があるようです。
オサカナのライブはいつも映像にも工夫が凝らされていて、見ていても楽しいです。
公式のtwitterで映像を切り取った画像が配布されていますので、ぜひ遡ってみてください。

そして、新曲も2曲収録されています。
こちらも前回はプロデューサーである照井さん以外の人からの楽曲提供もあったのに対し、今回は2曲とも照井さんの提供となっています。
ブログを書いているのは7月20日ですが、昨日7月19日にオープニングトラックである「信号」のMVが公開されました。




最後まで世界観を崩さない、幻想的な雰囲気のMVですね。
監督は「knock!knock!」のMVも担当された最勝健太郎さんという方で、最初見た時から何となくそうではないかと思いました。
最勝さんのtwitterにはこのMVの設定についての言及がありました。


スクリーンショット (302)

「信号」というのはわれわれが日常生活で目にする3色のアレではなく、モールス信号のことだったようです。
なかなか一度見ただけではここまで詳しく設定を理解することはできませんが、この設定を知った上で見返すとまた感じるものがあるのではないでしょうか

これは妄想でしかありませんが、私は大人からゆっくりと消えていく世界にいる3人を「20歳を期に将来のことを見直そうと考えた」ということを解散の理由として挙げていた現実の彼女たちと重ねてしまいます
違う世界から飛来した船「天使の羽」という名の大人になる時が近づいていることへの漠然とした不安、それに対してアイドルという有限性のある仕事をしているという自分の現状、その二つの板挟みになりながらもなんとか自分の心の中の不安とコンタクトを取ろうとする3人という構図に見えました。
そして最終的にこの世界から消える、すなわちアイドルとしての活動を終えるという決断をしたにもかかわらず、子供であった今までの自分たちを支えてくれたファンへの感謝を表現してくれているのです。

もう一度言っておきますが、これはただの妄想です。
ただ、少なくとも大人が消える世界という設定には大きな意味があったのではないかと思います。
その背景を想像すると、アイドルとして活動してくれたことへの感謝は尽きません。

もう一曲の新曲である「untie.」はいつもオサカナのVJをされているTONTONさんという方の監督です。
まだ公開されていませんので、購入してのお楽しみということでしょうか。

軽くでしたが、8月5日に発売されるオサカナのラストアルバムについて紹介しました。
通常版は3000円少々で買えますので、興味を持った方はぜひ手に取ってみてください。




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