解散から1年、難解な音楽に必死に食らいついたあの少女たちを思い返します。


最近の現場はもっぱらイコノイばかりで、他のアイドルを見たり聞いたりする頻度は大分少なくなりました。元々私は好きなグループについてとことん知りたいタイプのオタクで、去年のこの頃路頭に迷っていた時に比べれば大分幸せな生活を送ることが出来ています。

それでも時々はふと立ち止まって少し前のことを考えたくなります。今日は解散から1年が経過したオサカナの話をしましょう。

1年前の9月6日、sora tob sakanaは煙の中へ姿を消して約6年の活動に終止符を打ちました。3人体制唯一の披露になったWALKの後の鳴りやまない拍手と正真正銘このライブのためだけに作られたuntieの後の静寂は今でも手に取るように覚えています。予期された静寂というのはどのグループのライブでも見られるものですが、全ての観客があっけにとられて全く声も出せないというのは後にも先にも経験したことがありません。

私にとってuntieを超えるライブには一生で会えないかもしれない、そう思えるほどに強く記憶に刻まれた一日でした。

もちろん大好きだったグループの解散はこの上ない悲しみを私に与え、しばらくは未練がましくオサカナの曲ばかりを聞いていました。しかし、そんな私の悲しみを無視するかのように日々は淡々と流れていきます。アイドル以外に大した趣味もない私は新たな楽しみを与えてくれる場所を見つけ、また日常をスタートさせていくのでした。

今応援しているノイミーやイコラブは所謂王道のアイドルと呼ばれるタイプのグループです。恋愛をテーマにしたような曲が非常に多く、衣装も膝上の短いスカートが基本です。もともと私が好きなアイドルというのはこのタイプのアイドルで、オサカナを好きになる以前も多少の振れ幅はあれど同じようなグループを中心に見てきました。

今になって疑問に思うのは、なぜこんなにも私がオサカナにハマったのかという事です。大好きだったことは間違いないことなのですが、音楽の知識が全くない私が照井さんの曲を理解できるわけもないのにsora tob sakanaがステージで作り出すあの世界観に魅了された理由を上手く説明できないのです。

正直このことへの答えは一生出る気がしていませんが、考える手助けになりそうなインタビューを見つけたのでご紹介します。






ささやかな祝祭を発売した後のインタビューです。ダンまちの主題歌を担当し、めきめきと力を付けていたころですね。私もアニメ好きの友達から「sora tob sakana」という名前を見たことを教えられてとても嬉しかった記憶があります。

インタビューの後半では、オサカナらしさについての質問が出ています。3人ともこの類の質問に答えるのは苦手で、ふぅちゃんが何とか絞り出して答えているあたりにオサカナらしさが出ているような気もします。笑

一方で、3人の中でも特にこういう話が苦手ななっちゃんから「バンドセットでのライブは自分たちもテンション上がるし、ファンの方もいつも楽しみにしてくださっていて。」という一言が出ていたことにはとても驚きました。

他のインタビューを見てもらえれば分かると思いますが、オサカナのメンバーはあの難しい曲を6年という長きにわたって歌いながらも、一般人としての感性を失っていませんでした。照井さんにはいつも文句ばかり言っていたイメージですし(笑)、本人たちの言葉を借りるなら最後までアーティストにはならなかったのです。

しかし、それは彼女たちが楽曲を自分たちのものにしていなかったことを意味するわけではありません。オサカナを一目見たい、歌が聴きたいとこれまで会場に足を運んできた数多の人たちが何よりの証拠でしょう。

ここから私は、彼女たちの歌が好きでパフォーマンスを見てもらうことが嬉しいという気持ちにまっすぐに向き合い、理解を超えた楽曲たちに食らいついていく様子こそが私を惹きつけたオサカナの魅力ではないかと考えました。

もちろんそういう姿を表に出すようなタイプの子たちでもありませんし、これは単なる私の想像にすぎません。しかし、あれだけのパフォーマンスをサラッとこなしてしまうように見えるその裏には血の滲むような努力があることは疑いようもありません。努力できない理由を探して挑戦から逃げようとする自分にとって、見習うべきところがたくさんあるグループだったことに気づいたのです。








話は変わりますが、昨日9月28日にふぅちゃん改めえふちゃんが20歳のお誕生日を迎えました。本当におめでとうございます。

オサカナ解散後はツイッターやTikTokに弾き語りを投稿し私たちファンを楽しませてくれていて、オサカナ時代には聴けなかったタイプの歌で新しい魅力を発見することも出来ました。アイドル界で唯一無二の存在だったオサカナの6年を経験したからこそ歌える歌で、これからは「神﨑風花」という新しいジャンルを切り開いてくれることを期待したいと思っています。

また、自分自身もオサカナのオタクになる前と後でアイドルという存在をよりいろいろな視点から考えることが出来るようになったと感じています。今まで感じてきたことも、これから感じるであろうことも、全て無駄にせず自分なりの楽しみ方という物をこれからも磨いていきたいと思っています。

だから日常の細かい気づきも共有したいというのは完全に後付けですが、ブログ画面の右端(スマホの場合は下)に私のツイッターが見られるよう設定しました。私に新しい知識や考えを与えてくださるような、幅広いアイドル好きの皆様と繋がることが出来れば嬉しく思います。

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