アイドル楽曲大賞2021に投票しました。


お久しぶりの更新となってしまいました。体感は前回ブログを書いてから2週間くらいしかたっていないのですが、現実は2か月近くあいてしまったようです。20歳以前とそれ以降の体感時間は同じなんて言ったりしますが、今20歳の私はどんどんオジサンになっていくのでしょう。恐ろしい話です。

さて、年末も近づいてきたということで今回の話題はアイドル楽曲大賞の投票曲についてです。私がこの催しを知ったのはオサカナに出会った2018年の春で、今回で4回目ともなるとこの時期の恒例行事になってきました。音楽知識を一ミリも持たない私にとって選ぶ基準はメロディーの好みと歌詞くらいしかないのですが、オタクとしての一年を振り返るという重要な意味を持つイベントです。

一方で、オサカナのいない楽曲大賞に投票するのは今回が初めてです。好きだったグループに投票できない悲しみを抱えつつも、フラットな目線で新たなグループとの出会いに期待したいと思います。

投票についてですが、今回も去年に引き続きメジャーアイドル部門・アルバム部門・推し箱部門に投票しました。インディーズ部門にも好きな楽曲はたくさんあるのですが、投票する以上はノミネート曲を網羅したいという気持ちがあるので泣く泣くメジャーアイドル部門のみにしています。インディーズ部門の楽曲派メジャーアイドル部門次点の曲たちと一緒に今後のブログで紹介する予定です。

前置きはここら辺にして、投票した楽曲・アルバムについて紹介していきます。




Contents

メジャーアイドル部門




1位 まほろばアスタリスク/≠ME




≠ME (ノットイコールミー)/ 2nd Single『まほろばアスタリスク』【MV full】




2021年11月10日発売の2ndシングル「まほろばアスタリスク」表題曲です。

自分の主現場となっているアイドルを1位にするのはいかがなものかと思いましたが、どのオタクもそんなものかなと思い1位にしました。笑 アイドル楽曲はメンバーのキャラクターやグループ全体の雰囲気の上に成り立つものなので、知っているグループの曲が良く聞こえるのは当たり前のことかもしれませんね。

ギリシャ語で小さな星という意味を持つ「アスタリスク」がタイトルに含まれている通り、この楽曲は自分と好きな相手の関係を星に例えた歌です。歌詞の中にはこれ以外にも「星座」、「流れ星」、「銀河」、「星合の空」など、美しい夜の風景が連想される言葉が散りばめられています。疾走感のあるメロディーも相まって、何も考えず聞いても楽しめる1曲だと思います。

その爽やかな曲の印象とは対照的に、好きな人が自分以外の誰かを好きな現実を遠くから眺めることしかできない切なさには胸が締め付けられるようです。私が特に好きなのは最後の「あの子を好きな君が好きだ 星屑に混ざって思っている」という歌詞で、近づくことも離れることも出来ない小さくて弱気な星が頭に浮かんでくるようです。

ノイミーの失恋ソングも姉妹グループのイコラブが持っているようなおどろおどろしいメロディーの楽曲かと思っていた私は、ノイミーが持つ爽やかさを残しつつ切ない気持ちを歌ったこの曲に良い意味で予想を裏切られました。今年のナンバーワンアイドルソングとして推薦できる素晴らしい一曲だと思います。




2位 AOAWASE/CYNHN




CYNHN「AOAWASE」Music Video




2021年7月21日発売の9thシングル「AOAWASE」表題曲です。

候補曲全てが素晴らしいクオリティでどれを選ぶべきかかなり悩みましたが、4人体制のスタートにふさわしいこの曲を選ぶことにしました。等身大の歌詞を力強い歌声で表現できることはこのグループの大きな強みであり、ラスサビのユニゾンではまさにその強みが生かされていると言えると思います。メンバー脱退を退化ではなく進化につなげていく、そんな方向性を感じました。

また、ロック調の楽曲でありながら曲中の随所に挟まれるピアノの音が軽快さ・キャッチーさを与えています。誰にでも自信をもってお勧めできる、代表曲になれるポテンシャルを持った1曲です。




3位 ヒヤシンス/22/7




22/7『ヒヤシンス』夜公演@Zepp DiverCity(TOKYO)(2021.07.22)




2021年7月14日発売の1stアルバム「11という名の永遠の素数」リード曲です。

今年は何度かアイドルフェスを見に行き多くのアイドルの楽曲を聴いたのですが、その中で一番印象に残ったのがアットジャムで披露されたこの曲でした。特徴はサビでメンバーがかわるがわる担当するセリフで、声優アイドルらしく曲中のセリフが多いナナニジの中でも特に印象的な楽曲になっています。見るたびに少しずつパフォーマンスが変化するために、また見たいと何度も思えます。

曲中でサビは3度やってきますが、そのすべてでサビへの入り方が違うというのも芸が細かいなと感心します。特に2回目のサビでメンバーたちが満面の笑みとともにこちらを振り返るのが、長い冬を耐えようやく芽を出したヒヤシンスの喜びを表しているようでとても好きです。

ナナニジはこの1stアルバムをもって「第一章」を終え、来年以降新メンバーとともに新しいステージに進んでいきます。新メンバーたちがヒヤシンスでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか今から楽しみは尽きません。




4位 ダンスはキスのように、キスはダンスのように/DEAR KISS




DEAR KISS 「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」 MUSIC VIDEO




2021年4月14日発売の3rdシングル「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」表題曲です。

今年初めにメジャーデビューを果たし、この楽曲がメジャー初のシングルとなりました。タイトルからそれらしいにおいがプンプンしている通り、ディスコサウンドど真ん中の刺さる人にはとことん刺さる楽曲に仕上がっています。平均年齢高めで高身長のメンバーも多いため、他のアイドルと一線を画した妖艶な雰囲気を纏っているように感じます。

パフォーマンス力も高そうですから、色んなアーティストからの楽曲提供なども見てみたいグループですね。




5位 とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか/ARCANA PROJECT




ARCANA PROJECT『とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか』




2021年10月27日発売の4thシングル「とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか」表題曲です。

先ほど紹介した「AOAWASE」ががむしゃらに進む自分たちを鼓舞する歌なら、こちらは神視点から聴く者へ語り掛ける応援歌といった所でしょうか。アニメの主題歌らしい底抜けに明るく美しい歌詞とメロディーが歌えるのはアイドルの特権でしょう。

一方同じアニメの第1クールの主題歌だった「たゆたえ、七色」はメロディーの美しさこそ共通しているものの、切なさ前回の歌詞を持った楽曲です。グループとしての楽曲の幅の広さは特筆すべきポイントです。




アルバム部門




1位 超特急 ≠ME行き/≠ME




≠ME(ノットイコールミー)/ ポニーテール キュルン 【MV full】




2021年4月7日発売の1stアルバムです。

これに関しては私情が入りまくりな気もしますが、収録された新曲4曲がどれも非常に強くアルバム全体としても高い仕上がりにあると思います。

その中でも特に推したいのがこの「ポニーテール キュルン」です。センターはファンへの重い愛と圧のかけっぷりで有名な鈴木瞳美ちゃん(ひぃちゃん)で、歌詞の随所にひぃちゃんを意識して書いたのだろうと思われるところが存在します。

アイドル楽曲を考えるうえで大事な点はたくさんありますが、私はなぜそのアイドルがその楽曲を歌うのか、他のアイドルでも代わりが務まるのか否かというオリジナリティがとても大事だと考えています。トレードマークでもあるポニーテールとファンからの愛情をとにかく欲しがるひぃちゃんの特徴をバッチリ抑えたこの楽曲はまさに鈴木瞳美のための楽曲であり、他の誰にも歌えない楽曲といえるでしょう。

長くなるのでこの辺にしておきますが、他の新曲3曲もオリジナリティあふれる楽曲に仕上がっています。全てのアイドルファンにお勧めしたい1枚です。




2位 青春群像/タイトル未定




タイトル未定-踏切(Music Video)




2021年5月15日発売の1stアルバムです。

「群像」とは多くの人々の姿を現す言葉で、ジャケットには「涙したり、迷ったり、意味もなく笑ったり、そんな一瞬の日々を生きる僕らを、人は『青春群像』と呼んだ」という言葉があります。タイトルの通り、その一瞬一瞬を切り取った楽曲を集めたようなアルバムに仕上がっています。

青春群像に収録されている楽曲を聴いて、「歌っている」というより「語っている」と表現する方がしっくりくるのは私だけでしょうか。胸の奥底にある想いにメロディーが後から乗っかったとでも言いましょうか、とにかく聴いた後の感想が普通の歌を聴いた後のそれとは違う気がします。

北海道を拠点にしているグループということで未だお目にかかれていませんが、来年こそは生のパフォーマンスを見に行きたいと思います。




3位 RAINBOW SUMMER SHOWER




【MV】虹のコンキスタドール「世界の中心で虹を叫んだサマー」(虹コン)




2021年7月14日発売の5thアルバムです。

虹コンといえばアイドルど真ん中のハイテンションな楽曲で、今年のTIFでも声が出せないにも関わらず「トライアングル・ドリーマー」を始めとする楽曲でものすごい盛り上がりを見せていました。このアルバムはそんな虹コンらしくバラード系0のアクセル全開の1枚になっています。

曲数的にも時間的にも夏のアイドルフェスにちょうどハマりそうなアルバムですから、来年以降ぜひアルバムのセットリストが見てみたいですね。緩急なんてフル無視した最高にぶち上がるステージになりそうです。




以上、アイドル楽曲大賞2021で投票した楽曲の紹介でした。

推し箱部門は言うまでもなくノイミーに投票しました。ステージの完成度やメンバーのポテンシャルはトップアイドルと何ら遜色ないと思いますし、これからどんどん人気になっていくグループでしょう。

これから年末を迎えますが、私は12月24日にノイミー定期公演、12月29日にニジマス年末ライブとまだまだオタクとしての1年は終わりません。皆さんも最高に楽しい年越しにしていきましょう。

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