圧倒的な正統派っぷりが印象に残る「もうわたしを好きになってる君へ」に注目です。

ブログの始まりに毎回もう年が終わりそうだという話をしている気がしますが、今年は例年にも増して本当に早く過ぎている気がします。そして、この時期になると少しずつ今年一年を振り返るイベントが増えてきます。
各種方面でイベントが開催されますが、やはりアイドルオタクとしては「アイドル楽曲大賞」が楽しみの中心です。先日告知サイトが公開されました。




今年で9回目を迎えた、その名の通り一年間で最も良い楽曲を決めようというイベントです。例年は年末にリアルイベントで順位発表が行われますが、今年はコロナの影響でネット上での発表となるようです。
あくまで投票するのはファンである上、サンプル数は決して多くないためここで選ばれた曲が必ずしも一番良い曲だとは断定できませんが、全アイドルの楽曲を順位付けするというのは試みとしてはとても面白いですよね。私も一昨年から今年一年のアイドルソングを振り返る意味で結果を眺めていました。

この楽曲大賞、これまでは同じグループの曲が上位に入ることが多かったです。考えてみれば様々あるアイドルの魅力の中で楽曲という部分に特化しているグループが集中的に評価されるのは当たり前のことかもしれません。
しかし、今年から選曲は1グループ1曲までというルールが追加されました。このルールを言い換えれば、贔屓しているグループの曲だけを投票するのはダメということです。これまで以上に曲そのものに注目した投票が求められることになり、去年までとはまた毛色の違った催しになるのでは、と予測しています。

投票者が一定以上のグループの曲を聞かなければ投票できないため、偏った結果になりにくいという点でこの変更自体は非常にいいことだと思います。ただ、オサカナ(sora tob sakana)のオタクとしては辛い点があるのです…
その辛い点とは、投票の際に今年の新曲である「信号」と「untie」のどちらに投票するかという究極の2択を迫られるという点です… ただでさえ悩ましいこの2択、解散したオサカナに投票できるのは今年がラストということが更にこの選択を悩ましいものにしているのです。

アイドルの楽曲というものはその背景にあるメンバーやグループの事情と切っても切り離せないものであると私は考えています。単純に考えれば照井さんも今のオサカナの到達点であると話していた信号を選ぶことになると思いますが、untieという曲に込められた意味を考えるとそう簡単に判断するわけにもいきません。
この究極の2択については投票ぎりぎりまで悩むことになりそうです…

ちなみに「アイドル楽曲大賞」にはメジャーアイドルの楽曲を投票する「メジャーアイドル楽曲部門」、インディーズや地方を拠点に活動するアイドルの楽曲を投票する「インディーズ/地方アイドル楽曲部門」、全アイドルのアルバムを投票する「アルバム部門」、今一番推しているグループを投票する「推し箱部門」の4つの部門があります。すべての部門に投票する必要はありませんが、メジャーアイドル楽曲部門かインディーズ/地方アイドル楽曲部門のどちらかには投票しなければなりません。
できるだけ多くの曲を聞いてから投票したいということもあり、地方アイドルに詳しくない私はメジャー部門に投票しようと思っています。ただ、インディーズにも良い曲は本当にたくさんあって、時間的な制約から全てを聞ききれないのが本当に残念です。

投票した曲を紹介するときはメジャーアイドルについての話だけになると思うので、今日はインディーズのアイドル楽曲を1曲紹介します。最近YouTubeを見ていた時に凄い曲に出会ったのです。Twitterにはすでに書いたのですが、ぜひMVとセットで見てほしいと思います。

もうわたしを好きになってる君へ/リルネード



リルネードは昨年ディアステージからデビューした3人組のユニットで、この曲はデビューシングルの内の1曲です。ディアステージというとでんぱ組のイメージ以外がなかったのですが、現在は虹コン(虹のコンキスタドール)などもこのグループの所属のようです。

最近はアイドルグループの数が多く飽和してきている感じもあり、多くのグループが何とかして個々に個性を持たせて差別化を図っているように感じます。でんぱ組はその典型だと思っていて、何らかの分野のオタクである人間がアイドルをしているという物珍しさがグループを知るとっかかりになっていました(もちろんそこから沼に引きずり込むのは本人の魅力以外の何物でもありませんが)。

しかし、このグループはデビュー曲に正統派アイドルソングを選んでいます。では他グループとの差別化ができていないのかと聞かれればそれは否です。逆に圧倒的な正統派っぷりで、この曲は一発で私の頭に刻み込まれました。
これが中途半端なモノであれば他の曲に埋もれて私の目に入ることもなかったのではないかと思います。

既に自分を好きなことは当然で、その上で自分を好きでよかったと思い出に残してあげたいなんて上から目線な歌詞は勿論たまりませんし、Aメロに入る前のセリフも非常にかわいらしいです。その上衣装もこの上ない甘めのもので、脳死でただ眺めているだけでも幸せな気持ちになります。
総じて、これこそアイドルにしかできない所業だよ!と声を大にして言いたい素晴らしい仕上がりですね。

このリルネード、来月私が東京に行く予定の日に定期公演があるみたいです。
当然行ってみたいのですが、コロナウイルスの第3波が来ているといわれている現状、果たして私は来月東京に行くこと自体叶うのでしょうか。



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