隠しきれない非凡さを備えた西野七瀬は乃木坂の象徴です。


6月の開設以来週三回投稿を続けてきましたこのブログ、開始から3か月が経って投稿数は50を超えました。
自分なりになるべく多くの人に見てもらうための工夫をしてきたつもりで、投稿数に比例して徐々にその工夫が効果を発揮し始めました。

9月の月間PV数が初めて1000PVを突破したのです。初月は400PVほどであったことを考えれば順調に成長しているようで書いている人間として非常にうれしいです。
ただ一般的に脱ブログ初心者の目安は月間3000PVとされているようで、まだまだ積み重ねが必要な時期です。正直なところオサカナの解散以来ややネタ切れ感が自分の中で漂っていますが、週三回の投稿はしばらく続けていくつもりです。ここに書くことがないというのは普段の生活もつまらないものになってしまっているということですから、充実した大学生活を一人でも作り出せるよう意識は高く持っていきたいものです。
今後も節目節目でブログの伸び率について報告しようと思っていますので、ブログを始めるか悩まれている方は時々覗いてみてください。

話は大きく変わって今回からの話題は久々の乃木坂について、しかも4期生についてのお話です。
自分語りになって申し訳ないのですが、私は現在乃木坂のヲタクとはとても呼べない状況です。握手会などのリアルイベントに参加しないことはもちろん(現在はコロナの影響でそもそも開催されていませんが)、CDを買ったり新曲を聴くことすらしていません。元々は熱狂的とまではいかなくとも今書いたことくらいは当たり前のようにする一般的にはヲタクと呼ばれるような人間で、熱が冷め始めたのは2年程前くらいからです。
原因はいくつかありますが、なぁちゃん(西野七瀬)の卒業というのは結構大きいような気がします。




乃木坂46 『帰り道は遠回りしたくなる』




卒業シングル「帰り道は遠回りしたくなる」のMVです。





ダンスビデオのようなシンプルなMVが多い最近の乃木坂の表題にしては珍しく強めの物語性を持ったMVとなっています。前にも書いたことですが、個人的には歌詞とリンクしたドラマチックなMVは見る分にも別の楽しみがあって好きです。このMVも公開から間もなく2年が経とうとしていますし、メンツが入れ替わってきた今ドラマ仕立てのMVには新規層からの需要がありそうだなと思っています。

序盤に表示されているように「運命には分かれ道がある」がこのMVの主題となっています。
学校へのバスに間に合ったことで一般人として生きていくことになる運命と、バスを逃したことでスカウトマンに目を付けられアイドルへの道を歩んでいく運命の二つが並行して描かれています。なぁちゃん自身は母親がオーディションに応募したという経緯で乃木坂に加入したため厳密にはこの物語はフィクションですが、漫画を読むことや絵を描くことは本人も好きで美術系の学校に通うこの主人公はある程度なぁちゃんをイメージして設定されたものであると推測できます。
そして一般人として生活する主人公はアイドルとして生活するもう一人の自分のグループのライブに参加し、ファンとアイドルという立場で対面を果たすのです。そして二人は直接とはいかずとも互いにわかる形で感謝を伝えあいます。思うままに生きて自分が選択することになる未来はどちらも素晴らしいもので、違う立場にいるように見える他人も選択の連続を生きてきたのだと気づかされる内容です。
どちらの主人公が正史なのかということは言及されておらず、あいまいなままMVは終わります。ただ、彼女が現実に芸能人として活動していることを考えれば一応は後者が正史となるのでしょう。母親がオーディションに応募していないifの世界線でこのMVの通りの人生を歩んでいることが容易に想像できるのは、アイドル活動を通して彼女のキャラがしっかりと確立されたということなのかもしれません。

こういうしっかりしたストーリーにこの西野七瀬という人間は素晴らしくマッチするんですね。特に2:14秒あたりの外で遊ぶ青年を見つめる物憂げな表情は右に出るものがいないのではないかというくらいに。
こういう落ち着いた雰囲気の中にどこか隠しきれない非凡さを感じるというところに彼女が乃木坂の象徴的なメンバーだった所以があると私は思っています。特段推しというわけではありませんでしたが、なぁちゃん卒業以降乃木坂46というグループの雰囲気の変化を感じて少しずつ距離を取るようになったことを考えれば彼女のグループへの貢献は計り知れないものがあります。
個人的には自信のない少女が風のように思うままに生きてみようと決意するこの歌と、力強く自分の足で一歩を踏み出すサヨナラの意味の対比も好きです。前者がファンとともに門出へ向かっていく曲であるなら、後者は別れを悲しむファンを諭すような雰囲気とでも言うのでしょうか。内容的には大差がないのに、モデルが違うとここまで違う曲に聴こえるというのがアイドル楽曲の面白いところです。

話は大きくそれましたが、このラストシングルの発売が2018年の11月4日で旧4期生の合格者が発表されたのが同年11月29日でした。
ということで私は4期生に関して全く知識のない素人だったわけです。最近久々に乃木坂ヲタクの仲間と遊んだことでようやく顔と名前が合致するようになりましたが、さらに「新4期」などと銘打って新メンバーが入ってきたということでもう大混乱。受験期のブランクも相まって久々に見た時にはもう知らないグループのようでした。笑

ただ、そんな私の耳にすらある曲の勢いがとんでもないという情報が入ってきました。それが25thシングルのカップリングの4期生曲「I see…」です。このブログを書いている時点で表題曲「しあわせの保護色」のMV再生数が926万回、「I see…」の再生数が1412万回であるというその事実がこの曲の人気を物語っています。他のシングルではカップリング曲の再生回数が表題曲を上回るなんてことはあり得ませんでしたから、はっきり言ってこれは異例です。

これ以上書くと長くなりますので今回はここまでにして、次々回この曲の何がファンにウケたのかということを自分なりに考えてみたいと思います。

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