またもやお久しぶりの投稿となってしまいました。嬉しいことにコロナが生活に与える影響も少しずつ小さくなり、私も徐々に日常を取り戻しています。が、日常生活が忙しくなると趣味に取れる時間が減り、ましてやブログを書く時間はなかなか確保できないのが正直なところです。少しずつでも時間を取って週に1回はアイドル関連の記事を投稿できればと思います。
今日は先日行われた=LOVE全国ツアー「全部、内緒。」神奈川公演についてのレポートをお届けします。まずはセットリストをご紹介します。
1.桜の咲く音がした
2.Want you! Want you!
3.cinema
4.今、この船に乗れ!
5.探せダイヤモンドリリー
6.いじわるチュー(瀧脇笙古ソロ)
7.背景 貴方様
8.現役アイドルちゅ~
9.24/7
10.お姉さんじゃダメですか?
11.CAMEO
12.ズルいよ ズルいね
13.手遅れcaution
14.しゅきぴ
15.いらないツインテール
16.セノビーインラブ
17.「部活中に目が合うなって思ってたんだ」
18.「君と私の歌」
19.青春”サブリミナル”
20.Oh ! Darling
アンコール
1.ウイークエンドシトロン
2.ようこそ!イコラブ沼
3.桜の咲く音がした
たくさんの発表があった今回のライブですが、まずはライブそのものから振り返っていきましょう。
今回私が引いたのはスタンド3列目という非常に離れた席でした。横浜アリーナは普通の会場でアリーナと呼ばれる部分にセンターという名前がついているので、これは実質3階席です。入場前はセンターステージがあったとしてもメンバーを目視で確認するのはほとんど不可能だろうと考えていましたが、実際にはセンター席後方にバックステージが用意され、センター席を取り囲むようにメインステージとバックステージを繋ぐ通路が敷かれていました。結構な曲数が通路やバックステージを使って披露されたので、会場にいるすべての人が一度は目視でメンバーを見られたのではないかと思います。
続いてセットリストについてです。今回のツアーはセットリストが凱旋メンバーのソロ曲を除いて完全に固定されていましたが、ファイナルの今回も基本的にはそれに沿ったものになっていました。ということで印象に残っているのは、やはりそのソロ曲です。
メンバーの話から分かるようにソロ曲は本人たちが選曲しているようで、そこにはメンバー一人一人の個性があふれていました。イコラブから自らの代表曲ともいえる曲をソロで披露したさなつん(My Voice Is For You、記憶のどこかで)や舞香ちゃん(虹の素)、曲名やその雰囲気からこれしかないと思える曲を披露したきゃーたん(黒い天使)、昔からファンだった憧れのグループの曲を披露した瞳ちゃん(オフショアガール)や花菜ちゃん(Only today)など披露した曲とメンバーを並べてみるだけでワクワクしてきますね。私はこれまで広島公演と栃木公演に参戦していましたが、広島公演でアクターズスクール時代からアイドル活動に励んできた杏奈ちゃんが晴れ舞台で初日を披露する姿を見た時には感動で思わずグッとくるものがありました。
ツアー後半になるとオタクの間では凱旋メンバーが披露するソロ曲の予想が盛んになりました。瞳ちゃんのようなカバーするグループがほぼ確定しているメンバーは予想しやすいのですが、今回凱旋するしょこはどのグループでもあり得たため予想が非常に難しかったです(それでも的中させた猛者もいるようですが)。
披露した「いじわるチュー」はHKT48が2015年に発売した6枚目シングルのカップリングで、しょこと同い年の矢吹奈子ちゃんのソロ曲です。MVは昭和のアイドルをイメージしたような非常にかわいらしいものに仕上がっています(イコラブには他に昭和キャラがいたような気もしますが)。
同い年の有名人の活躍というのはどうしても気になるもので、先日20歳を迎えた彼女たちと同い年の私も矢吹奈子ちゃんが芸能界に登場したときのことは鮮明に覚えています。ここまで強く印象に残っているのは、矢吹奈子ちゃんと田中美久ちゃんの二人がアイドル界における我々2001年生まれの先駆けといって間違いない存在だったからです。3枚目シングル「桜、みんなで食べた」で小学生ながら選抜入りしたことは大きな話題になり、記憶が正しければMステでもセンターを差し置いてこの二人がフィーチャリングされていたように思います。
そして、イコラブメンバーとしては珍しく2017年のイコラブ合格と同時に芸能活動を開始したしょこちゃんにとって、彼女たちの活躍は今の私と同じように記憶されているはずです。同い年の大スターの曲を、アイドルになった今横浜アリーナという大舞台で歌うことのできる彼女の喜びは如何ばかりかと思います。
また、本人だけでなく今回のソロ曲披露は応援してきたファンにとっても喜びは一入だったことでしょう。全てのメンバーにスポットライトが当たる瞬間があるというのが私がイコラブ(及びノイミー)を応援しようと思った理由の一つですが、ことライブのパフォーマンスに限定するとどうしてもその頻度には差が生まれてしまいます。そして、誤解を恐れずに言えば彼女はフォーメーション後方になることが多いメンバーで、露出は決して多いほうではありません。
それだけに、今回の横浜アリーナでのソロ曲披露には特別な意味があったのではないでしょうか。一面がペンライトカラーに染まるあの光景は、間違いなく彼女のためだけにあったものです。いつもというわけにはいかないでしょうが、これからもこのようなメンバー一人一人にフォーカスした企画をし続けてほしいと思います。
大きな帽子とサイリウムカラーが特徴の衣装も非常にかわいらしかったですね。本人たちも配信で言っていましたが、それぞれのソロ衣装で歌うイコラブ沼なんて素敵だと思います。
続いて、今回のライブでされた発表について振り返りましょう。
何といってもまずは新曲のMV公開とライブ初披露でしょう。
「ウィークエンドシトロン」はフランスのお菓子であり、大切な人と過ごす週末に食べることからこの名前がついています。レモン風味のコーティングがされていることが特徴で、歌詞や黄色をメインにした衣装にそれが反映されています。今回の横アリ公演が正真正銘の初披露で先に聴いていた人は一人もいなかったにもかかわらず、MV公開後のパフォーマンスでは会場が真っ黄色に染まっていたのにはオタクの団結力を感じました。笑
この曲は今までの表題で行くと「Want you! Want you!」に近い曲調(大きく分ければですが)になるかと思いますが、個人的にはイコラブが広く世間に知られるならこの系統の楽曲だと考えています。現状アイドル界のトップを行くのは乃木坂を始めとする坂道グループであることは誰もが認めるところで、彼女たちの持ち味は圧倒的なビジュアルと清楚さです。落ち着いた曲やクールな曲で注目を集めることは彼女たちがトップにいる限り至難の業でしょう。
夏らしいさわやかなメロディーに、週末を楽しみに待つ恋する女の子の気持ちをのせて歌った今回の新曲はどうでしょうか。イコラブが幅広い楽曲をこなせることは当然知っていますが、他のグループを出し抜いて注目されるという点においてはこれ以上ない楽曲だと思います。
AKB出身の指原Pがトップにいることが関係しているのか、私はAKBの黎明期に感じたメンバーからあふれ出すいい意味でのギラギラ感みたいなものをイコラブ(ノイミー)にも感じています。特にリーダーからよく聞くことですが、自分たちの現状を客観視して、更に上のステージに行くためにはどうすればいいのか常に考えているのです。選抜という制度がない分個人間の競い合いは大人数グループに比べると少ない気がしますが(この点に関しては人気順を公式で決定していたAKBの方が異質かもしれないですね)、それだけにグループ全体の向上に関する意識がとても高いと感じます。
ウィークエンドシトロンに登場する女の子は「す す 好き CHU CHU CHU〜♪ 守りたいし ら ら らび I love you 守って欲しい」という歌詞からも分かるように自信たっぷりで、自分から積極的に行動するタイプのようです。普段大人しいアイドルがこういう楽曲をパフォーマンスする良さがあることは重々承知していますが、彼女たちにとっては非常に性に合った曲なのでは?と思っています。
彼女たちの魅力を最大限に詰め込み、他のグループともしっかりと差別化された楽曲を世に放った以上あとは評価されるのを祈るしかないわけですが、今回はその引っ掛かりになるような話題性も抜群です。MVの監督はPの盟友峯岸みなみが、ラップ部分の作詞はこちらも友人のフワちゃんが務めているのです。事務所の小ささから来る広告力の弱さはイコノイの弱みだっただけに、Pの人脈をフルに使った人選は頭が下がる思いですね。
ここまで全国ツアーファイナル神奈川公演を振り返ってきました。今回をもってアルバムツアーは終了となりますが、新たにノイミーとの合同コンサートや4周年ライブについても発表されています。更なる飛躍を目指して5年目に突入するわけですが、今回のライブはそこに向けた最高のステップだったと言えるでしょう。9枚目シングルを引っ提げて頂点に挑む彼女たちに期待は膨らむばかりです。