~積極的箱推し宣言~ =LOVE(イコラブ) 武道館ライブ 参戦レポートです。

私は基本的に予定を細かくたてて行動するタイプの人間なのですが、たまにいい意味でも悪い意味でも頭の悪い行動をしてしまうことがあります。猛烈に何かをしたい衝動に駆られることがあり、その時に自分を制御する機能がぶっ壊れてしまうのです。

今回のイコラブ武道館公演も前日眠りにつくタイミングまで一切参加するつもりはありませんでした(というより抽選で外れたので入れないものだと思っていました)。しかし、当日目が覚めると主催者から当日券発売の発表がされていたのです…

私はイコラブを応援することに決めてまだ1か月ほどのペーペーで、古参の人に比べれば武道館公演が行われる喜びは小さなものでしょう。しかし、コロナウイルスの感染が再拡大し緊急事態宣言が発令された現状、この機会を逃すと初ライブに参戦できるのはいつになるか分かりません

知らせを聞いた後は考える間もなく、気付いたら体がATMに向かっていました。オタクは本当に怖いですねぇ。笑 東京に移動するのは安くないですからせっかくなら観光をしたいところですが、そこはグッと我慢して公演後はホテルに直帰、次の日の朝一番で関西に戻りました。周りを見ている限りほとんどの人が直帰しているようでしたから、何とかコロナとライブが共存できる環境が続けばいいなと思っています。

無駄話はここまでにして早速レポートに行きましょう。今回のブログでは私が参戦した土曜日のライブについて書いていきます。



Contents


1.セットリスト

01 =LOVE 

02
届いてLOVE YOU



03 Want you! Want you! 
04
ズルいよズルいね
05 CAMEO
06 My
Voice Is For You
07
虹の素
08 Sweetest girl
09
推しがいる世界

10 流星群
11
樹愛羅、助けに来たぞ
12 僕らの制服クリスマス
13 しゅきぴ
14 手遅れcaution
15
いらないツインテール
16 アイカツハッピーエンド
17 部活中に目が合うなって思ってたんだ

18 探せ ダイヤモンドリリー
19 君と私の歌
20
青春サブリミナル

アンコール



01 866
02
スタート!
03 =LOVE



2.印象に残った楽曲

01. =LOVE、EN03. =LOVE
開幕前にはこれまでに行われたライブ前の円陣を集めた映像が流れました。円陣の掛け声も決まっていなかったデビュー時から少しづつ大きなステージに立つようになり、ようやく武道館という大舞台にたどり着いた彼女たちの軌跡が新規ファンの私にも良く伝わってきました。そしてOVERTUREが流れ壇上に12人が登場、1曲目の「=LOVE」が始まるのです。

この段階では今回のメインとなる衣装の上に色とりどりの衣装を重ねていました。3曲目が始まる段階で重ねていた衣装を投げ捨てるのですが、それについてはまた後で。

デビュー曲である「=LOVE」を最初と最後に2回持ってきたわけですが、この2回は全く違う雰囲気を持ったパフォーマンスでした。1度目のパフォーマンスは前述の色鮮やかな衣装を纏い、壇上のファンから遠いところで始まりました。ダンスも基本に忠実でまるで歌詞の中の「君」がそのまま現実世界に現れたかのようでした。ステージ上での自分を大切にするというのはプロデューサーの教えですが、武道館のステージで3年半の成果を発揮したと言えるパフォーマンスだったと思います。

対照的に大トリの「=LOVE」では等身大のアイドルとしての彼女たちが見られました。ダンスはほどほどに、各方面のファンに向けて全身を使ってレスを飛ばすメンバーに思わず私もサイリウムを振っていました。笑

03. Want you! Want you!
ライブ終了後2日経っているので記憶違いがあったら申し訳ないのですが、この曲から通称「お姫様衣装」になりました。

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武道館という大舞台で衣装も様々な選択肢があったと思いますが、女の子の憧れである「お姫様」を選んだのは女性ファンが多いイコラブに合っていると思います。信じられないくらいの肌の白さで、衣装も映えますね。

最初のMCではのん乃さんからこの衣装について言及がありました。小さい頃からお姫様にあこがれていて、お姫様になるためにティアラを頭の真ん中につけた(要約)というエピソードは微笑ましいことこの上なかったです。

また、曲前にはメンバー一人一人の自己紹介がありました。力強くファンを煽ったり、可愛いに徹したりとメンバーそれぞれのセリフに個性が現れていて12人の紹介があっという間に終わった感じでした。終了後テンポよく楽曲が始まったのも楽しかったです。

05. CAMEO
正統派アイドルソングが多いイコラブの中では異質な楽曲で、ライブでのパフォーマンスを楽しみにしていた楽曲の一つでもありました。

カラオケなどで歌ったことがある方は分かると思うのですが、サビで音程が吊り上がる部分(「気づいてる⤴」の部分)をきれいに出すことがかなり難しいのです。何度も取り直しができるCDではなく1発勝負の生歌で上手に歌い切っているイコラブちゃんの歌唱力を感じた1曲でした。

個人的にこの曲は2番でセンターに出てくる大場花菜さんが好きです。



1分46秒当たりからがその部分です。妖艶なという表現がぴったりな表情とダンスが印象的ですね。

06. My Voice Is For You
ここからユニット曲が始まります。まずは沙夏さんソロ曲「My Voice Is For You」からスタート。

何といってもイントロでの「みんな~! 武道館で歌えたよ!!」という叫びが印象的でした。他のメンバーにしてもそうですが、始まる前は落ち着いていてもすべてのアイドルが目指す武道館のステージに立つとこみ上げてくるものがあるようです。その後は一切気持ちのブレを感じさせない素晴らしい歌声で、プロの切り替えを感じました。

また、ペンライトは本人のペンライトカラーである緑に統一されました。個人的に会場一面が緑になる曲といえば乃木坂の光合成希望が思いつきますが、やはり緑という色には心を落ち着かせる効果があるようです。イコラブの最年長としてメンバーをやさしく包み込む彼女にぴったりの景色だと思いました。

09. 推しのいる世界
これはライブ後に知ったことですが、ユニット曲は常にオリメンで披露するというわけではないようです。実際オリメンでの披露となった今回はかなり久々のことだったようです。

この曲については過去にブログを書いていますので見ていない方はぜひ。




センターの佐竹のん乃さんは野口衣織さんのガチヲタで、彼女にとって今回のライブは自分の武道館デビューであると同時に最愛の推しの武道館デビューでもあったわけです。MCでは「衣織が武道館に行ったら死んでもいい!」と叫んでいました。笑 先ほどのティアラの話にしてもそうですが今回MCで一番目立っていたのは彼女かもしれません。

ちなみに歌詞に出てくる「ムラサキペンライト」というのは衣織さんのペンライトカラーのことです。推しのペンライトカラーで武道館を埋め尽くす快感はこの上ないものだったことでしょう。

11. 樹愛羅、助けに来たぞ
他のグループでもこの類の曲が個人的に大好きで、一番聞いている曲かもしれません。今回とは関係ありませんが、似た雰囲気で好きな曲を貼っておきます。笑





2曲目の「Go!Go!Here We Go!ロック・リー」の作詞作曲はこの楽曲の作曲も行っている前山田健一さんです。この手の曲を書かせたら彼の右に出るものはいませんね。

この楽曲は実際のメンバーにスポットを当てていることがこれらの曲と比べた特徴と言えるでしょう。当時学校とアイドルの両立に悩んでいた樹愛羅ちゃんに向けて書かれた曲だということを知ってからさらに深みが増したように感じます。

「でゅくし」などのセリフが多く組み込まれていたり、Aメロの13歳を今の年齢に合わせて歌ったりと樹愛羅ちゃん本人の成長をじっくり観察できるポイントが多いのも良いですね。実際先日見た2周年ライブの映像よりも今回の方が大人になっていて、今後の披露でも目が離せない曲です。

13.しゅきぴ
8枚目シングルのカップリング曲です。この衣装で撮影した生写真は1分ほどで売り切れるほどの大人気曲で、個人的に今回一番生で見たかった楽曲です。



女の子の可愛い部分だけを取り出したような、きゅるきゅるという擬態語がぴったりの曲です。

センターの佐々木舞香さんはどちらかというとサバサバした性格で(現時点ではそう見えるだけかもしれませんが)、正直ライブでMVと同じクオリティのきゅるきゅるっぷりは見られないかもしれないと思っていました。

ところが、実際には最初のセリフを聞いた段階でマスクの上からでもわかるくらいニヤニヤしてしまうくらいのMVを遥かに超える甘さでした。笑 あれだけ普段サッパリしている子がどうすればこんなに逆サイに振り切れるのか常人には理解できません。笑 今回のライブが映像化された暁には真っ先に見直したい一曲です。

15. いらないツインテール
この曲からバンドセットでのライブとなりました。

バンドセット1曲目にヘビメタ調のこの楽曲を持ってきたのははっきり言って大正解だと思います。生演奏と曲調も相まって全体を見ても一番盛り上がった曲でした。声を出して盛り上がれないことだけが惜しいですが、これは次回以降のお楽しみにしたいです。

間奏のセリフ部分でアレンジがあったのも面白かったです。あとから確認したところ参加者のメールにメッセージ画像が特典として送られてきた時間もちょうどぴったりで、細かい芸で楽しませようという気持ちがひしひしと伝わってきました。

19.君と私の歌
私がイコラブと出会ったきっかけの曲です。後半になっても披露されないので今回のセトリに入っていないのかな?と思ったら、最後から2曲目での披露でした。

以前も紹介した通りアイドルとファンの関係を歌った歌で、「推しのいる世界」にも通ずるものがあります。「大きいステージに連れて行ってね」という歌詞が複数回登場するのも印象的で、武道館という「大きいステージ」に実際に立った彼女たちが歌うのは古参ファンにとって格別の感動があったことでしょう。

これは余談ですが、「見つけてくれてありがとう」という歌詞を衣織さんがファンに叫んだ時、隣のおじさんが涙を流していたのはいい思い出になりました。人を感動させ泣かせるほどのパワーを持つアイドルってやっぱり最高だと思えた瞬間でした。

EN01. 866
2周年ライブの直前に書き下ろされた楽曲で、現在でも音源化されていません。

前述の通り初披露の映像を事前に見ていたのですが、この時はセンターの髙松瞳さんが暫く休養することが決まっていたため涙を流しながらのパフォーマンスでした。ライブ翌日の振り返り配信でこの曲を明るく歌うことができて嬉しかったとメンバーが語っていたのが印象的でした。

2日目にはイコラブ初となるアルバムの発売が発表されたわけですが、いよいよこの曲も音源として収録されることになるのでしょうか。


3.その他・感想

  • コロナ対策について
今回のライブでは感染確認アプリである「COCOA」のインストールを求められていました。多くの人が一斉に集まることを考えると致し方のないことですが、正直ライブ会場に入る前の作業があまりに多くうんざりしてしまいました。アルコール除菌や検温はその場で行わなければ意味がないことですから致し方ないとして、チケットやアプリの確認はライブを重ねるうちにもう少し洗練された方法が現れてほしいと思います。

また、当日券を購入した私は「COCOA」の代わりに問診表を記入したのですが、記入する場所が密になっているようでした。感染症を予防するための行為が感染症の原因になるなんてことは馬鹿らしいですから、こちらも対策が必要でしょう。
  • 入場者特典について
今回の入場者にはメンバーがプリントされたARカードがランダムで3枚配布されました。これ自体は非常にうれしいのですが、直接の手渡しを防ぐためか座席の上に置く形での配布となったため空いている席のカードを勝手に取る等のマナー違反が続出したようです。グループが大きくなりファンが増えるにつれ迷惑行為を行う人が増えることはよくあることで、運営側もレベルを高めるべき時期に来ているのかもしれません。

一方前述のメールアドレスに送信したメッセージカードは軒並み好評でした。私も舞香さんの画像を携帯の待ち受けにして気分を高めています。笑
  • 感想
ライブ前私はパフォーマンスを見た上で推しを決めようとしていました。全体を見たうえで一番目を引かれた人を推しとして応援していこうとしたのです。

ところがここまでのレポートを読んだ方なら何となくお分かりの通り、曲によって目を引かれるメンバーがどんどん変わっていくのです。全てのメンバーに活躍できる場所があるというのは以前にも説明しましたが、中心メンバーにスポットを当ててしまいがちなライブでさえそれが達成されているという事です。

これまで私は推しのことしか見えないタイプのアイドルオタクで、グループ全員が好きなんてことは基本的にあり得ないと思っていました(数人しかいないオサカナは例外ですが)。しかし、メンバー全員に推したい部分があるグループを実際に目の前にして、箱推しオタクとして生きていく覚悟を決めました。決して運営の策略に流されて受動的に全員を応援するのではない、いわばこれは「積極的箱推し宣言」であります。

TwitterのFFさんに箱推しの先輩がいるのですが、その方曰く箱推しオタクはグループが行うことのすべてが楽しいと感じられるそうです。今回の武道館ライブは、そんな幸せをこんなにも素晴らしいグループから享受できるのかとこれからが楽しみになるようなライブでした。
イコラブが武道館のステージに立ったことは誇るべきことですが、日本にはまだまだ大きい会場があるのも事実です。更に「大きいステージ」に我々を連れて行ってくれるのではないか、という期待を胸に抱かせるだけのポテンシャルを持った彼女たちをファン全員で応援していきましょう。




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