=LOVE(イコラブ)齊藤なぎささんが1年間に「大好きだよ」と言う回数をフェルミ推定します。

今回のブログは可愛いMVから始めます。



イコラブ2ndシングル「僕らの制服クリスマス」のカップリング曲として収録されている「届いてLOVE YOU」のMVです。アイドルとして成熟期に入った最近のMVも良いですが、黎明期のこれからの成長が楽しみになるようなMVもまた違った良さがありますね。

このMVの注目ポイントは何といっても随所に「大好き」というセリフが散りばめられていることでしょう。このフレーズが歌詞で登場するのはサビ前の3回にすぎないものの、MVで計11回(なぎさちゃん9回、瞳ちゃん1回、全員1回)も登場することで「届いてLOVE YOU」=「大好きだよ」のイメージが完全に定着したのです。

特にセンターである齊藤なぎさちゃんには、MVの中に計9回もこのセリフが振り分けられています。人間・カメ・彫刻と相手を選ばず大好きを振りまき例外なくメロメロにさせていくストーリーがなぎさちゃんの天性のアイドル性をよく表していて非常に好きなMVです。ちなみに個人的に最も気に入っているのは1番のサビ前です。言い終わった後の恥じらいがたまりませんね(気持ち悪い)。

そして、彼女にとってこのセリフは単なるMVの1セリフではなくなっています。先日今年初の個人Showroom配信が行われ私も視聴したのですが、律儀にもアイテムを投げるファン一人一人に「大好き」を伝えているのです。

私は正直驚きました。彼女は既に武道館ライブを経験しツイッターのフォロワーが約24万人もいるトップアイドルの一人です。そんな彼女がファン一人一人に名指しで丁寧に感謝と愛情を伝えている様子を見て、決して天狗にならず努力を続けるプロ意識を強く感じました。こんなかわいい子に「大好き」なんて言われたら落ちないオタクは一人たりともいません。

ここで終わればなんてことない1オタクの感想で終わりなのです。しかし私は彼女がこのセリフで1年に何人の人を幸せな気持ちにしてきたのか知りたいと思ってしましました。言い換えれば、齊藤なぎさちゃんは1年間に何回「大好きだよ」と言っているのか知りたくなってしまったのです。笑

こんな突拍子もない願いをかなえてくれる方法に「フェルミ推定」というものがあります。一度は名前を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

Wikipediaではフェルミ推定について「実際に調査することが難しいような捉えどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することである」と説明しています。要するになぎさちゃんに24時間ついて行って確かめることはできないから、それに関わるデータから何となく予想してみようということですね。

先に忠告しておきますが、私はフェルミ推定について何の知識も持っていません。それどころか今回の題材がフェルミ推定として成立しているのかすら定かではありません。笑 暇人オタクの戯れとして笑ってみていただけると嬉しいです。

それでは今回の話題に入る前に一つフェルミ推定の例を見ていただきましょう。次のサイトではシカゴのピアノ調律師の人数を推定しています。



これを見ると、フェルミ推定はピアノの台数、調律の頻度、調律師の勤務日数など前提となるデータを作ってから行う事が分かります。仕事がないのに調律師の数だけ増えるという事は考えにくいですから、ある程度信頼のおける数であると言えるでしょう。

では、今回の推定に必要なデータを作っていきます。まず、なぎさちゃんが「大好きだよ」という相手はファンのみであると仮定します。当然家族やメンバーなどの身近な人に言っている可能性もありますが、データとして集められないのでここでは省きます。笑

そして、イコラブのメンバーがファンと交流するイベントには以下のようなものがあります。
  • ライブ 年平均:10回
  • 握手会(現在はオンラインお話会) 年平均:14回(シングル発売年2回×1シングル当たり開催数7回)
  • スペシャルイベント 年平均:10回(シングル発売年2回×1シングル当たり開催数5回)
  • Showroom 年平均:15回
次に以上のイベントそれぞれにおいて彼女が何回「大好きだよ」と言っているか考えることにします。

まずはライブです。ライブでは先ほど紹介した「届いてLOVE YOU」をほぼ毎回披露しています。ここから1年間に10回×3回=30回「大好きだよ」と言っていることが想定できます。MCはファンと一対一の会話にはならないため、ここでは考えません。

次に握手会です。イコラブの握手会は各日1~5部に分かれていて、各部が1時間半の計7時間30分で構成されています。



そしてこのお知らせからも分かる通り、なぎさちゃんは毎回1部から5部までぶっ通しで参加しています。17歳の子が7時間以上もファンと話をし続けているというだけで尊敬ですね。

ここでファン1人当たりの握手時間と何人に一人の割合で「大好きだよ」と言っているかを決める必要があるのですが、これは非常に難しいです。ここでは仮にファンがまとめ出しをしている前提で一人30秒、なぎさちゃんは3人に1人の割合でファンにフレーズを言っていることにしましょう。すると、1日に対応するファンの数は450分÷0.5分=900人、1日の回数は900÷3=300回となります。年にすると300回×14回=4200回になります。

次にスペシャルイベントです。一口にスペシャルイベントと言ってもライブや個別撮影会など多くの種類があるため、ここでは先ほどのライブに統一して1イベント3回と仮定します。年間で3回×10回=30回です。

最後
Showroomです。Showroomには配信者に向かって有料のアイテムを投げるいわゆる「投げ銭」のシステムがあります。そして、最高額のアイテムである「タワー」を投げたファンにメッセージを送るのが習慣になっているようです。今回は1時間~1時間半の配信で投げられるタワーが20本、それ以外の場面で10回言う(ほんとにめちゃくちゃ言います)としましょう。すると1回の配信で30回、1年では30回×15回=450回になります。

皆様お気づきでしょうか。今回の仮定の下フェルミ推定すると、彼女は1年間に30回+4200回+30回+450回=4710回も「大好きだよ」と言っていることになります。普通に考えてえげつない回数だと思います。また今回は4つのイベントを考えましたが、単発のイベントなどを考えればさらに多い可能性もあります。世界中見渡しても彼女と張り合える人はなかなかいないのではないでしょうか。

ということで今回は齊藤なぎさちゃんが1年間に「大好きだよ」という回数をフェルミ推定する狂気の回でした。途中から自分でも何をしているのかよくわからなくなりました。笑

1つ言えることは、なぎさちゃんに限らず私たちオタクを日々元気にしてくれるアイドルからのお言葉は当たり前じゃないということですね。いくらお金がもらえるからと言って、年に4700回も満面の笑みで不特定多数の人に「大好きだよ」なんて言える人はなかなかいません。目の前の推しは人に元気を与える才能を持った選ばれし人であること、そしてファンを喜ばせるために全力でアイドルに向き合っていることを再確認させられた回でありました。


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