小川のノーヒットノーラン達成には逸材の系譜が引き継がれています。

現在帰省中の私、小学校や中学校時代の地元の友人と再会したり祖母の家に行ったりとコロナ禍の状況に関係なく一般的な夏休みを過ごすことができています
今回は野球についての話題で行きましょう。広島ではカープの話題でテレビの放送は持ちきりであるというのは前に話した通りですが、神戸はもっとひどかったです。笑
日頃ローカルニュースで阪神の話しかしないのはもちろんのこと、特にひどいのは野球中継です。スワローズファンの私は阪神戦の時地元のテレビ局で中継を見るのですが、まあスワローズの情報が一切入ってこない。笑 子供のころからあの環境で育っていたら洗脳されること間違いなしです。
似たような環境で育ちその状況に疑問を感じていた私も、久しぶりに広島のカープ一色っぷりを見ると懐かしさを感じています。地元を離れてからまだ3か月ほどしかたってないのですが、見慣れていた地元の日常がすでに懐かしく感じるのは思い出補正がかかっているからでしょうか。

帰省中は普段の生活からは少し離れてゆっくりとした時間の流れを楽しんでいて、そのため野球中継も後から結果だけを見るという状態でした。チーム状態が好調ならば帰省中でも楽しみとして中継を聞くのでしょうが、予想通りチームの調子が落ちてきたので野球観戦のモチベーションが少し下がっていたことも事実です。

そんな私にとって先日のニュースは寝耳に水でした、いい意味で。笑



「ライアン」こと小川泰弘のノーヒットノーラン達成です。Youtubeに現地で撮影した動画がアップされていたので貼っておきます。
対戦相手の横浜の大貫に先日7回くらいまでノーヒットに抑えられてあわやノーノー達成というところまで持っていかれましたから、小川が雪辱を果たしてくれた格好です。

小川の愛称である「ライアン」というのは、メジャーリーガーだったノーラン・ライアンの特徴的な投球フォームを小川が参考にしたことが由来です。



上にあげた小川の動画と比較してもらえればそのフォームが似ていることがよくわかると思います。
この本家ライアンは現役時代なんとノーヒットノーランを7回も達成しています。NPBとMLBという違いこそあるものの、本家ライアンの代名詞ともいえるノーヒットノーランを小川が達成してくれたことはファンとして非常に誇らしいです。

この小川、2013年にルーキーとしてスワローズに入ってきてその年に防御率2.93、16勝(4敗)という圧倒的な成績を残して新人王を受賞しました。
特徴的な投球フォームの選手というのは怪我が付き物ですが、デビュー以来毎年15戦以上先発している体の強さもこの選手の特長です。
ただしその後は成績は下降線をたどっており、昨年はキャリアの中で最も少ない5勝に終わりました。初年度は特徴的なフォームによる初見殺しで勝利数を稼いでいたところも否めないと思いますが、研究されても活躍し続けられるだけの球威を持っているピッチャーですので今年は1年目の記録を更新するキャリアハイの成績を残してほしいとシーズン初めに思っていました。昨日の球威のある直球と切れのある変化球を使ったノーヒットノーランの投球を見ているとそれを達成してくれるのではないかと本気で思いました。

前回ブログを書いたときはスワローズが1位になり上機嫌でしたが、案の定負けが込むようになり8月16日時点では借金2の4位まで順位を落としています。
先発の柱である石川がコンディション不良で離脱し、その穴を埋めてほしいと期待していた原樹理も案外の成績で正直投手陣の状態は非常に厳しいです。その分計算できる投手であるライアンにかかる期待は大きくなりますが、投げさせすぎによる故障だけは何としても防ぐようにベンチ人の管理に期待したいと思います。
一方で打撃陣では去年の村上に続いて高卒2年目の楽しみな逸材が出てきましたね。外野手の濱田太貴です。菅野からプロ初ヒットを放った試合の2本のヒットは速球に振り負けず1発で前に飛ばすシュアなバッティングを見せていて将来が非常に楽しみになりました。山崎晃太朗や坂口とのポジション争いを通して成長していってほしいです。

ゲーム差を考えるとAクラスが今の現実的な目的ですが、今年はクライマックスシリーズがないことでAクラスを目指す意味がないのがつらいですね…
興行としてだけでなくファンのモチベーション維持の目的でもクライマックスシリーズは意義のあるものですね。



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