大学生になってから間もなく1年が経とうとしています。毎日キャンパスに登校して授業を受けて放課後はバイトやサークルに明け暮れるという想像していた大学生活こそないものの、個人的には自分の思うままに生活できるこの状況は悪くないと思っています。
しかし、正直なところ大学生になってから新たに人に堂々と言える何かを成し遂げたという自負は一切ありません。就職活動では自己のPRをするだけでなく大学時代に何を成し遂げたのかという事も聞かれるそうで、そういう質問に対する漠然とした不安は尽きません。
そんな中で大学生になって以来唯一続けてきたことがこのブログでした。昨年の6月突発的に始めて以来定期的に更新を続け、ようやく100記事の大台が近づいてきました。いくら自分の好きな題材について記事を書いているとはいえ、3~4時間かかる作業を半年飽きずに続けられたことは自分をほめてあげたいと思います。
しかし、肝心の閲覧数は現在やや伸び悩んでいます。具体的な数字でいえば月1000PVほどをウロウロしています。以前のブログでは閲覧数について随時報告すると書いたにも関わらずしばらく発表できていなかったのはこのためです。せっかく苦労して作り上げたものですからなるべく多くの人に見てほしいというのが本音ですが、これは相手のあることですからなかなか自分の思い通りにはいきません。
今回は閲覧数を増加させるために自分のブログに分析、改善を施してみましたのでこちらについてご紹介していきます。それではどうぞ。
Contents
1.閲覧されやすいブログとは?
そもそもブログを多くの人に見てもらうために最も大切なことは、記事そのものの価値を高めることであると言われています。具体的に言えばただ事実を並べるだけでなくオリジナリティがあったり、多くの人にとって必要とされる情報を適切に伝えられる記事です。そのような記事が多ければ、ブログを訪れた人が記事を長い時間見たり、違う記事に飛んだりすることが増え、その結果検索エンジンからサイトが評価されるのです。他にも無料ブログであるライブドアブログよりもwordpressなどを使って自分のサイトを持った方がいいなどいろいろな策はあるようですが、肝心の記事が面白くなければそれらはすべて無意味です。私も小手先の技術に頼るよりもまずは記事を充実させようと、2000字以上で自分の意見を含んだ記事を週3回更新してきました。
しかし、半年間定期的に更新をしてきたこのブログが伸び悩んでいるというのは紛れもない事実です。内容を更に実のあるものにしていくというのは当然として、そもそももっと多くの人の目に触れるための工夫が必要なのだと思います。次のチャプターでは閲覧者数が伸び悩んでいる原因について分析します。
2.ブログの分析
googleはブログに関する分析ツールとして、サーチコンソールやアナリティクスを無料で提供しています。サーチコンソールについては過去に記事を書いていますので是非。ざっくりと役割を説明すると、閲覧者がどのような経路で自分のサイトを訪れたかが分かるのがサーチコンソールで、閲覧者が自分のサイト上でどのような行動をとったかが分かるのがアナリティクスです。
これらはどちらも無料とは思えないほど様々な情報を集めることができ非常に便利です。サイトがこれらに登録されているだけでSEOに有効という話もありますから、ブログをやっている人なら活用しない手はないでしょう。
それではそれぞれのツールから分析をしていきましょう。
- サーチコンソール
ここ1か月で検索から流入してきた閲覧者についてのデータです。
合計クリック数は文字通りこのブログが検索サイトでクリックされた回数を、合計表示回数は検索サイト上にこのブログが表示された回数を、平均CTRはブログが表示された場合実際にクリックされる確率を、平均掲載順位はブログか検索された際何番目に登場したかという順位を表しています。最も大切なのは合計クリック数であり、他の3つは合計クリック数を増加させるために考えるべき事項です。
これらの値は全ての記事の合計であり、個別の記事についてもこれらの値を確認することができます。
表示回数についてはこれまでに出してきた記事数やその内容が蓄積して形成される「サイトパワー」と呼ばれる概念が大きくかかわっているそうで、急に増加することは少ないようです。実際私のサイトもじわじわと検索からの流入が増えてきました。
そうなると現時点での問題は絶対的な数ではなく、記事によって閲覧数にかなりのムラがあることでしょう。これまでに90以上の記事を書いているにもかかわらず、一定数検索されているのは4,5個の記事だけであることが2枚目の写真からわかります。
- アナリティクス
こちらはここ1週間における閲覧者の行動を見ることができます。
直帰率とは閲覧者の内他のページを見るなどせずそのままサイトから出ていった人の割合を、セッション継続時間とは閲覧者がどのくらいの時間サイトを見ていたかを表しています。これらの値を改善することは単にPVを増やすだけでなく、SEOにも有効であるとされています。
この直帰率78.74%とセッション継続時間3分22秒という値は個人ブログとしては決して悪くない値ですが、良いと言えるほどの値でもありません。特に直帰率に関しては何らかの対策を行う事で70%ほどまで低下させたいところです。
また、アナリティクスでは閲覧者がどのような経路から流入したかも確認することができます。
過去のデータと比較できないのが申し訳ないのですが、最近徐々に「Organic Search」の割合が上がってきています。言い方を変えると「Social」つまりSNSからの流入が減っているということです。SNSでつながっている皆さんはある程度私の素性を知っている人であり、始めたての頃は面白半分で多くの人が見てくださっていたわけですが、最近徐々に飽きられているというわけです。
SNSからの流入を戻すための取り組みを行うのか、それとも検索からの流入をメインにシフトするのかは判断が難しいところです。とりあえず1つの情報として知っておくことが重要でしょう。
3.ブログの改善
- 閲覧数が少ない記事のタイトルを変更する
前提として時の流れによって注目を集める話題とそうでない話題がありますから、全ての記事が同じように閲覧されることは難しいです。しかし、伸びている記事には例外なく記事の内容が一発で分かるタイトルがついています。
最近の記事で閲覧数が多いのはダビスタのレビューをしたこの回で、やはりゲーム名と感想・レビューという記事の内容を端的に表すワードが含まれています。当たり前のことでありながら、初期のブログにはこれらが不十分なタイトルが山ほどありました。
例えばこの記事はもともと「明るい曲調とあどけなさが重いテーマを打ち消します。」というタイトルでした。楽曲の特徴をタイトルに入れることは大変結構なのですが、「たこやきレインボー」という最も重要なワードが抜けていては検索されるものも見逃されることになります。
今回は過去記事の約半数のタイトルを変更しました。
- 関連する記事を積極的に紹介する
元々パソコン画面の右には最新記事を並べていて、目的以外の記事も見てもらおうという考えはありました。しかし、いくら数を並べても関連性の低い記事はクリックされにくいのが現実で、これが現状を作り出しています。
私のようにある程度ジャンルを絞っているブログで記事数が増えてくると、新しく書く記事と関連がある記事も増えてきます。そこで、話の流れに合わせてそのリンクを貼ることで別のページを見てもらおうとするのです。理想は閲覧者が知りたいことを全て網羅しているサイトですから、これに関しても継続的に更新を続けることが重要です。
- タグ機能を十分に活用する
ブログの内容を詳しく説明できれば興味を持つ人が増えるというのは誰にでもわかることです。しかし、私がもともとTwitterで書ききれなくなったことを綴るためにこのブログを作ったように、全ての内容を字数が制限されたSNSで伝えることは不可能です。
そこで活用したいのがタグ機能と呼ばれる機能です。多くの無料ブログで導入されている機能で、ブログの内容を象徴したワードをタグとして登録することができます。今回のブログでは「SEO」や「サーチコンソール」を登録しました。
このタグはSNS等で拡散する際に自動的に入力される仕組みになっています。拡散されるたびに検索ワード(になると考えられるワード)が認識されることはブログにとってプラスでしかありません。本文を入力した後更に追加するのは少し面倒ですが、ここは少しの手間で大きなリターンが得られると考え入力するようにしましょう。
- ブログランキングに登録する
人気ブログランキング
クリックして応援をお願いします。
個人ブログでよく見るバナーだと思います。クリックしていただくとブログランキングで上位に表示されるようになり、流入の増加が期待できます。
4.まとめ
以上私のブログについての解析、改善を見ていただきました。ある程度一般性があるものと思われますので、ブログを運営している方は参考にしていただければと思います。ブログの閲覧を増やすための対策に絶対的なものは存在せず、有効な策を世界中の人が日々考えています。しかし、全ての行動の指針になるのは見る人にとって有意義であるという基準で、これに従っている限り少しずつ多くの人に見られるようになるでしょう。
そのためには自分のブログについて十分に分析を行う事が必要です。私も今回の取り組みの成果を分析して、次の取り組みを考えようと思います。