乃木恋勢の日向坂46初心者が「ひなこい」の進め方紹介、レビューをします。


※この記事にはストーリーのネタバレは含まれません

目次
1.はじめに
2.ゲーム紹介
3.良い点
4.改善すべき点
5.まとめ




Contents

1.はじめに




最近はライブアイドルについての記事が続いていましたが、久々に坂道グループの話題に手を出したいと思います。乃木坂の最新シングル発売決定などのニュースもありますが、Twitterでそれ以上に話題になっていたのは日向坂46公式ゲームアプリ「ひなこい」のリリースでした。今回はインストールして遊んだ感想について書いていこうと思います。

ひなこいはジャンルとしては所謂ギャルゲーに分類されるゲーム(ストーリーの分岐がないので狭義では当てはまらない可能性アリ)で、おそらくはメンバーのパーソナルな部分を知っている人たちを対象にしているゲームでしょう。しかし、私は日向坂のメンバーを誰一人知りません。笑 タイトルには日向坂初心者とオブラートに包みましたが、本当に知識は0ですしこれからも日向坂のヲタクになる予定は全くありません。

そんな私ですが、同じく坂道グループである乃木坂46のギャルゲー「乃木恋」はそこそこやりこんでいた時期がありました。どのくらいやりこんでいたのかを分かっていただくために少し乃木恋について説明します。
乃木恋ではゲームを進めていくと各メンバーとの親密度が高まっていき、一定の親密度に達するとプレイヤーに「アンダー彼氏」の称号が与えられます。そして、数か月に一回ほどアンダー彼氏を対象にしたイベントが行われ、そこで優秀な成績を収めたプレイヤーには更に「彼氏」の称号が与えられ、リアルイベントやサイン入りグッズなどの特典を受けることができます。
この彼氏に選ばれるのは各イベント100人と非常に狭き門なのですが、私は1度だけ推しメンの佐々木琴子さんの彼氏になったことがあります。比較的ボーダーの低いイベントとはいえ、イベント期間の暇な時間は常に乃木恋をしているくらいにはやりこんで彼氏の座をゲットしました。
現在はさほど熱心には遊んでいませんが、確実にはまっていた時期があったことは分かっていただけたと思います。

今回日向坂に関心のない私がこのゲームをやろうと思ったのは、一時期やりこんだゲームであり、似たジャンルである乃木恋との違いが気になったからです。同ジャンルのゲームを知っている人間目線のゲーム紹介、レビューをお届けできればと思います。




2.ゲーム紹介




公式サイトではゲームについて「日向坂46と全力で恋する全力学園ストーリー」と説明されています。




【ひなこい】ひなこい OP Full ver




王道ギャルゲーという感じで良いですね~
メンバーとの恋愛を進めていくという大目標のために、プレイヤーは3つのモードを中心に遊んでいくことになります。




  • 部活



メインストーリーを進めるためにクエストをクリアしていくモードです。モード内にも複数の遊びがあるのですが、中心はメンバーと日常の生活を過ごしていく「ひなたの毎日」です。




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プレイするクエストを選択すると、「ひなた目標」としてクエストを通して達成するべき目標が設定されます。




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続いてクエストの基本画面が出てきます。目標達成のために左上の対戦相手にアピール(攻撃)をしていくわけです。
通常アピールはオートで行われ、プレイヤーはメンバーアイコンに「Ready!」と表示された際にアドバイスという操作を行いメンバー固有のアピールや効果を発揮させます。




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メンバーアイコン横にある太陽や雲のマークはメンバーのテンションを表していて、これがアドバイスの成功率や効果に影響してきます。この場面では晴れのマークが出ていますから、「いい感じだね! 任せた!」を選択します。




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特殊アピールが発生し、対戦相手に大きなダメージ(?)が入ります。相手のHP(?)が0になったらクエストクリアです。




各クエストにはメインストーリーが紐づけされており、クリアするとメインストーリーを見られるようになります。また、使用したカードのメンバーの「仲良しレベル」が上昇しこれが教室モードのプレイに影響してきます。




今紹介した「ひなたの毎日」以外にも、ひな写モードに使えるアイテムを獲得できる「課外活動」、教室モードを進めていくために必要な恋の鍵というアイテムを獲得できる「放課後」といった遊びがあります。
また、このモードには今後さらに「実力テスト」、「ひなたの挑戦」という2つの遊びが追加される予定のようです。




  • ひな写



部活モードで使うカードの編成を決めたり、各カードの強化などを行ったりするモードです。




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編成画面には総合力以外にも歌、ダンス、バラエティといったカテゴリーごとの値が表示されていて、Team1は総合力に優れた編成、Team2は歌力に優れた編成…といったように思い通りの編成を簡単に作ることができます。




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各カードの詳細を表示する画面では、部活モードで獲得したアイテムを使って「レベルアップ」、「差し入れ」、「才能開花」を行うことができます。これらを行う事で、レベル上限や特別フォト、特別ボイスを開放することもできます。




  • 教室



部活モードで「仲良しレベル」を高めたメンバーと恋愛を進めていくモードです。ギャルゲーにとってはメインといえるモードですね。




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ストーリーの解放条件を満たした状態でメンバーを選択すると、「恋を進める」ボタンが選択できるようになります。選択すると、メンバーごとの恋愛ストーリーが始まります。




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ストーリーを見終わると「キュン」が上昇し、メンバーとの関係が深まります。
現在恋愛ストーリーは25本まで公開されています。




3.良い点




ここからゲームを遊んだ感じた良い点、改善すべき点を挙げていきたいと思います。あくまで個人の感想であることにご注意ください。
まずは良い点から行きましょう。




  • ゲーム内の随所に映像が挟まれることによるリアル感の演出



ゲームのチュートリアルとして主人公が学校の一員となるプロローグを見ることになるのですが、ここに映像が組み込まれています。ネタバレ回避のために画像等は貼りませんが、あるメンバーが自分の手を引いて走っていく場面では臨場感を感じました。




また、プロローグだけにとどまらずクエスト中の背景やメニュー画面といった所にも映像が採用されています。メニュー画面では表示するメンバーを自由に選択することができるので推しがいる人にとっては眺めているだけで幸せなゲームでしょう。




先ほど私は乃木恋プレイヤーだと書きましたが、乃木恋の探索背景やメニュー画面はメンバーの静止画オンリーです。映像は写真に比べてメンバーのクオリティも安定しますし、良い点だと思います。




  • 恋愛ストーリー、ひな写による各メンバーの深い掘り下げ



ギャルゲーにおいて登場人物の掘り下げというのは必要不可欠ですが、このゲームにおいては各メンバーに全25本という非常に多いストーリーが与えられており十分な掘り下げが行われています。メンバーの名前すら知らない私でも各メンバーの人となりが何となくわかるように説明されていて、これは乃木恋の運営経験が生きているなと感じました。




また、ひな写モードでは各カードの写真だけを表示して見ることができます。画質も非常にいいですし、ファンにとってはコレクションが増えていくような感覚になるでしょうし、新規の人にとっては顔を覚える手助けになることでしょう。




  • 「ひなた目標」、アピールによる探索マンネリ化の防止



乃木恋には「探索」というひなこいの「ひなたの毎日」に相当するモードがあるのですが、毎回メンバーの静止画が現れ自分に話しかけてくるだけという淡白な内容です。それに対し、このゲームでは「ひなた目標」として各クエストに取り組む動機が与えられています。




また、クエストそのものにもメンバーのテンションを見ながらアドバイスを行うという要素が組み込まれていて、ただボタンを連打するだけの乃木恋よりもゲーム性は高いと言えます。周回することが前提のソーシャルゲームとはいえ、動機づけやゲーム性といった部分を大切にするのは良いことだと思います。




4.改善すべき点




  • 異常に速いバッテリー消費



バッテリー消費の速さ、何といってもこれが改善してほしい1番の点です。スマホゲームというのは最新機種で遊ぶことを前提として考えているのかもしれませんが、iPhone7を未だに使用している私にとってはかなり辛いものがあります。
また、これと似た事象としてしてスマホが怖いほど熱を帯びることもあります。タスクを減らすために他のアプリを落としたり、熱を逃がすためにスマホカバーを取ったりしなければならないのはストレスですね。




原因はわかりませんが、もしかすると映像の多用が関係しているのでは?と私はにらんでいます。なかなか物事の良い面だけを発揮させるのは難しいものですね。




  • 工夫しても否めない作業ゲー感



先ほどクエストをマンネリ化させないための工夫がなされていることを良い点として挙げましたが、それでも作業ゲー感は否めないのが本音です。通常攻撃はオートで行われるので、強いカードがそろっているとプレイヤーの操作が一切なくてもクエストをクリアすることもできます(ゲームリリース当初からオート機能が実装されているところを見ると想定内のことなのかもしれません)。




ストーリーに重きを置くゲームにおいて誰でもストーリーを見ることができるというのは一概に悪いとは言えませんが、もう少しクエスト部分に楽しさがあればさらに良いゲームになるような気がします。




5.まとめ




ということで、今回は日向坂46公式ゲームアプリ 「ひなこい」について紹介してきました。




ギャルゲーとして最も大切な登場人物の掘り下げという部分が十分にされていますから、少なくともディープなファンにとっては満足できるゲームに仕上がっていると思います。また、同ジャンルの乃木恋をベースに演出部分が更に豪華になっていて、顔を覚えていない新規のファンにとっても効果的に顔と名前を一致させるためのツールになることでしょう。




ただ、ゲーム自体はマンネリ化させないための工夫もむなしく単調な仕上がりになっていて現状日向坂に全く興味のない人には勧めにくいものになっています。今後のアップデートでゲーム性を向上させ、ファン層を拡大できるようなゲームになれるか注目です。

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