今日は久方ぶりの野球の話題です。前回野球タグをつけたのが8月18日の記事で、ほぼ2か月ぶりの投稿となりました。
更新しなかった理由は簡単、弱すぎます。笑 10月8日現在34勝52敗6分けの勝率3割9分5厘という惨状で、去年の勝率4割1分8厘すらも下回っています。シーズン序盤全く勝てずにバカにしていた阪神ははるか上の2位まで上昇し、とうとうパリーグぶっちぎりの最下位であるオリックスにも借金の数で並んでしまいました。
ここまで何の光も見えないと書くこともなくなるというものです。とりあえず先日の乱闘の動画を貼っておきましょうかね、勝てないからせめてパフォーマンスを見せようとしたのでしょうか。笑
そういえば歳内が入団してきたのもこの1か月の話でしたね。
この歳内という投手、高校時代は甲子園のヒーローといえるくらい花のある選手でした。2010年の春のセンバツで現在日本ハムのエースに成長した有原率いる広陵高校を相手に1-0というロースコアの投手戦の末勝利を収めています。当時広島の小学生でテレビにかじりついて高校野球を見ていた私にとっては憎い相手でありながらも、大きなテイクバックと伸びのあるストレートが印象に残っている選手です。
結局その大会は春夏連覇を達成する興南高校に準々決勝で敗れるのですが、1年後のドラフトで阪神から2位指名されます。救援として30試合近く投げたシーズンもあり、プロになってからでも名前を聞くことがあるくらいの選手でした。
スワローズ加入の話が持ち上がった時そういえばしばらく名前を聞いてないなと思いましたが、ここ数年は肩の違和感で1軍の登板機会がなく昨年阪神を戦力外になっていたようです。しかし、今年から参加した四国の独立リーグで防御率0点台、無敗という圧倒的な成績を残しNPB復帰に白羽の矢が立ったのです。入団の報を聞いた時には昔懐かしの選手が好きな球団に入ってくる楽しみが半分、一度はNPBをクビになった選手ということで過度な期待はできないという戒め半分という感じでした。
ところがどっこい、ここまで3回の登板を終えて試合を作れなかったのは2試合目の中日戦だけで、先日の登板では5シーズンぶりの勝利を挙げました。そもそも阪神時代から先発投手というイメージがなかったこの選手を先発として取ったということから驚いていたのに、それである程度の成績を残してきたというのはいい意味で期待を裏切られました。ロッテに行った澤村を見ていても思いますが、環境が変われば花開く可能性のある選手は思っている以上にたくさんいるのかもしれません。明日は予告先発となっていますから何とか明るい話題を届けてほしいものです。
ただ、この歳内の勝利は今日時点で10月唯一の勝利となっています。歳内がスワローズに来て活躍しているという事実は裏を返せば他の選手がいかにふがいないかということの証明でもあるわけです。
チームがうまくいかない時、何とかして打開策を考えるのが監督の役目だと思います。うちのチームの監督はどんな打開策を提案してくれるのでしょうか…
「何とかしないといけない」
この緊急事態に赤ちゃんでも言えるようなことしか言わないのが我がチームの監督でした。笑
8月中旬にシーズン初の3連敗を喫して以来、チーム状況は一向に好転していないのです
元々チーム状態が良くない上に、村上の不調が重なってしまう(10月打率1割4分3厘)とこうも勝てなくなるのかと応援しているチームながら目をそらしたくなってしまいます。4番の存在がチームの勝ち負けに直結するのは当然といえば当然ですが、そもそも弱冠20歳の選手以外頼れる人がいないというチーム事情を作り出しているフロントや中堅の選手が情けないですね。
あまりの弱さに一時期はこんな記事まで出回っていました。
優勝に向けてトレードを行ったロッテへの報復として山田哲人をトレードで獲得するという内容の記事です。どうして全く関係のないスワローズが登場するのでしょうか、心臓に悪いので冗談でもやめていただきたいです。笑
流石に実行はされませんでしたが、こんな記事を書かれるくらいスワローズの現状は暗いということです。
トレードの話はあくまで噂程度のものですが、今年は山田哲人、小川泰弘、石山泰稚の3人が同時にFA権を取得してしまったためエースと抑えと中心バッターを同時に失う可能性があるというのは紛れもない事実です。
チームの重要なポジションを担う3人がもし同時に抜けてしまうなんてことがあればあの忌まわしい年間敗戦数ワースト記録を数年で更新してしまうということも現実味を帯びてきます。
バレンティン放出で資金には余裕が生まれていることでしょうし、3人を引き留めることができるかというフロントにとってここ数年で一番の勝負のオフシーズンが迫ってきていると思います。
その結果は権利を得た選手のみが決められることですが、せめて最大限の敬意を示した条件を提示しなければファンは間違いなく離れていくはずです。